こころの時代〜宗教・人生〜
その言葉が道をひらく
2023年8月29日(火) 更新
シリーズ宮沢賢治 久遠の宇宙に生きる (6)「デクノボー」として生きる
初回放送日: 2023年9月24日
今年没後90年を迎える宮沢賢治。名作の原動力となった知られざる宗教観に迫るシリーズ。最終回となる第6回は「雨ニモマケズ」を軸に賢治最晩年から死に至る道程を追う。 今では宮沢賢治の代表作といわれる「雨ニモマケズ」。それは賢治死後、人知れず愛用のトランクの内ポケットに入っていた手帳の中から発見され、知られるようになった。そこには病身の自分への戒めの言葉や、心のよりどころとした「法華経」の言葉がぎっしり記されている。「雨ニモマケズ」はそれらの思いが結実した詩。賢治が自ら生きる理想とした「デクノボー」の正体とは。賢治最晩年の信仰と思想、未来に託された思いを描く。
(C)CHiNPAN
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ギャラリー
- 賢治は自らの人生の祈りと願いを決して公にするつもりのなかった「雨ニモマケズ」に凝縮させた(水墨画・CHiNPAN)
- 宮沢賢治が自らに宛てて書いた独白録であり病床日記ともいえる最後の手帳 のちに「雨ニモマケズ」手帳として知られるようになった
- 北川前肇さんが持つ賢治の遺言に作られた「国訳妙法蓮華経」 限定一千部のうちのひとつ。非売品でゆかりの人々に賢治が亡くなって1年後に配られた
- 死の2日前 賢治は豊作にわく花巻の氏神祭りを病床から起きて眺めた コロナ禍で縮小を余儀なくされていた鳥谷崎神社例大祭「花巻まつり」は今年4年ぶりに通常開催された
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