シリーズ 歎異抄にであう 無宗教からの扉 (5)「不条理を生き抜くために」

初回放送日: 2022年8月21日

遠藤周作や三木清など多くの作家や哲学者に愛読された「歎異抄」。日本人の多くが自らを“無宗教”だとする現代、そのメッセージを、シリーズ6回にわたり読み解く。 「歎異抄」が生まれた背景には、戦乱、疫病、飢饉など、人間や社会に襲いかかる不条理に満ちた時代があった。その不条理にどのように向き合っていけばよいのか。「歎異抄」の結文で説かれる「火宅無常」の世界観や、念仏を称えることで生まれるという「無礙の一道」の意味を読み解いてゆく。さらに、本願念仏を支えに生きた僧・良寛や作家・丹羽文雄の生き方などを例に、不条理な世の中を生き抜くための手がかりを探ってゆく。