歴史デリバリー〜素朴な疑問?歴史資料で解決!〜
天才コント職人 東京03がお送りする歴史バラエティ
「東京03と近藤春菜×滝沢カレン」
初回放送日:2022年1月2日
天才コント職人 東京03が近藤春菜×滝沢カレンとお送りする歴史バラエティ。テーマは「日本人はきれい好き?」【トイレ】【風呂】【マスク】の歴史資料から解き明かす! 舞台は、歴史番組『歴史にズバリ!』の収録現場。日本人の多くは、手洗いをよくする、お風呂も毎日のように入る…この習慣は一体いつからはじまったのか?プロデューサー飯塚悟志とディレクター豊本明長は、歴史デリバリー会社 配達員 角田晃広が持ってくる資料をもとに解明していく!さらに「きれい好き」と【マスク】の意外な関係も!?東京03と滝沢カレンのコントや近藤春菜の時代劇コントもあり!家族で楽しめる番組です!
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出演者・キャストほか
- スペシャルゲスト:歴史デリバリー 配達員役近藤 春菜(ハリセンボン)
- スペシャルゲスト:『歴史にズバリ!』ナビゲーター役滝沢 カレンモデル
よくある質問
番組で使用した資料について
1、「餓鬼草紙(がきぞうし)」 平安時代の末に描かれた絵巻です。当時の庶民の日常がうかがえる貴重な資料として国宝に指定されています。模写は国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧できます。
2、「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)永平寺蔵」 鎌倉時代に曹洞宗を開いた道元が記した書物です。道元の思索と体験によって得られた思想がこと細かく書かれています。映像の書物は福井県の永平寺所蔵のものです。
3、「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」文章 「正法眼蔵」の一部を要約した文言になります。原文を現代語にしています。現代文訳の正法眼蔵は、河出書房などの出版社から販売されています。
4、「東福寺 東司(とうふくじとうす)」 現存するもっとも古いお寺のトイレです。室町時代建築の重要文化財建造物です。禅堂内で修行する僧が使用する便所で、多くの修行僧が一斉に用を足すため「百雪隠」とも呼ばれていました。写真は京都の東福寺からお借りしたものです。
5、「洛中洛外図屏風 (歴博甲本)」 戦国時代の京都の様子を描いた屏風絵です。京都の賑わいと四季の景観を描いたものです。洛中洛外図屏風のうち、現存最古のもので、重要文化財に指定されています。国立歴史民俗博物館が所蔵しています。
6、「ルイス・フロイスの像(写真)」 戦国時代に日本にやってきたイエズス会の宣教師です。31歳のときに布教のために日本にやってきて、織田信長や豊臣秀吉らと会見しています。銅像は長崎県西海市の横瀬浦公園に建てられています。写真は長崎県観光連盟からお借りしたものです。
7、「日欧文化比較(にちおうぶんかひかく)」 ルイス・フロイスが書き残した「日欧文化比較」の一部です。日本とヨーロッパの違いが書かれ、1585年に出版されたと考えられています。岩波書店から『ヨーロッパ文化と日本文化』というタイトルで出版されています。
8、「江戸時代の長屋のトイレ&井戸(セット)」 江戸時代の長屋のトイレと井戸です。当時の井戸とトイレを再現したセットになります。再現にあたっては江戸時代後期に出版された『守貞漫稿』の記述を参考にしました。
9、「仏説温室洗浴衆僧経(ぶっせつうんしつせんよくしゅそうぎょう)」 『正倉院文書』の天平8年(736年)9月29日付の記事「写経請本帳」に、「温室洗浴経一巻」と記されているのが、『仏説温室洗浴衆僧経』の初出と考えられています。 このことから遅くとも奈良時代には伝わっていたと考えられます。番組映像のお経は、番組で製作したレプリカです。テキストは「大正新脩大藏經テキストデータベース」から原文を抜粋しています。
10、「仏説温室洗浴衆僧経」要約文 上記のお経の一部を要約しました。要約文は、専門家に監修していただきました。
11、「東大寺 大湯屋 鉄湯船」写真 東大寺大湯屋にある直径約2メートル、高さ約80セントの鉄製の湯船です。使用のしかたは隣の土間で炊いたお湯を鉄湯船に入れて、その蒸気やお湯を体にかけて僧侶たちが心を清めていたと考えられています。
12、「慕帰絵詞(ぼきえことば)」 本願寺の覚如上人の生涯を画いた紙本着色の絵巻です(南北朝時代に成立)。番組で紹介したのは、寺院の蒸し風呂を描いた場面です。
13、「三宝絵詞(さんぽうえことば)」 平安時代に書かれた三宝絵詞という絵巻です。絵は現存せず詞書だけが伝わっています。原文を現代語にしています。永観2年(984)に、平安時代中期の学者、源為憲(みなもとのためのり)が書物にまとめた仏教説話集です。
14、「江戸時代後期の銭湯」※セット 江戸時代後期の銭湯のセットになります。セットの形は典型的な銭湯にしております。細かい部分につきまして、浮世絵などあらゆる資料を参考にして作成し、図面は江戸東京博物館の建築家の米山勇さんから提供していただきました。セットの大きさや比率などを参考にしています。
15、「賢愚湊銭湯新話(けんぐいりこみせんとうしんわ)」(お湯待ちの客) 江戸後期の作家、山東京伝(さんとう きょうでん)著。銭湯では、上がり湯としてお湯を沸かして店員が客に渡していました。『賢愚湊銭湯新話』には番台の絵や入浴の様子など、当時の銭湯の様子が描かれています。国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧できます。
16、「賢愚湊銭湯新話(けんぐいりこみせんとうしんわ)」(銭湯の2階) 江戸の男湯の2階の様子です。囲碁や将棋で遊んだり、飲み食いができたりしました。江戸は男性の多い都市であり、2階は男性の社交場としての役割を果たしていたと考えられます。
17、「皇都午睡(みやこのひるね)」文章 江戸時代後期の歌舞伎作者の西沢 一鳳(にしざわ いっぽう)が書いた書物。国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧できます。
18、「明治のマスク(レプリカ)」 明治時代に販売されていたマスクです。実物は北多摩薬剤師会の会長が持っており、お借りしましてレプリカを作成いたしました。1899年ごろに販売されたと考えられています。
19、「流行性感冒のポスター」 大正時代(1920年ごろか)に内務省衛生局が制作、配布したポスターです。国立保健医療科学院図書館からデータをお借りしました。
20、「給食、配膳中のマスク」 1957年の学校の給食の様子です。東京・日本橋の東華小学校で撮影されたものです。
21、「紀伊国名所図会(きいのくにめいしょずえ)」 紀伊の国、現在の和歌山県および三重県南部の名所を絵入りで紹介しています。国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧できます。
22、「覆面・覆面瓠(ふくめんこ)」 息を吹きかけないようにする覆面です。写経の作法で、作り方が紹介されていたものを参考にして作りました。
23、「厳島図会(いつくしまずえ)」 平安時代の写経の様子を描いたものです。江戸後期から明治時代の国学者、岡田清が平安時代の様子を書いたものになります。国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧できます。