もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。愛猫との異色ドキュメント。作家、編集者として忙しい日々を送る石黒謙吾と、マイペースの末っ子猫との日々。朗読は、滝藤賢一。 多くの書籍企画を抱え、タイトルやキャッチコピーを考える編集者でもある石黒謙吾さん。傍らには豆柴の先輩犬・センパイ(17歳・メス)とセンパイを姉のように慕いつつ奔放に育ってきたオス猫のコウハイ(12歳)がいる。同時並行で進む仕事で切羽詰まった石黒さんを尻目にゲラを踏み邪魔、デスク脇で爆睡し始めるコウハイ。そんな姿に相棒以上の連帯と愛情を感じると言う。猫に翻弄されつつ仕事に勤しむ日々にカメラを向けた。
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。愛猫との異色ドキュメント。東京と青森での二拠点生活中の文筆家、能町みね子と、小町との日々を描く。エッセイの朗読は、中村アン。 何気ない日常生活の観察から生まれる独自の視点のエッセイ、辛口コラムなどで知られてきた能町さん。新宿のマンションでパソコンに向き合いキーボードを叩き続ける日々だがここ数年夏は青森へ避暑もかねて移動。相棒の小町(推定5歳・メス)ももちろん一緒だ。日常の些細な違和感からテーマを見つけシニカルな批評も持ち味だった能町さんだが、猫との出会いで今や作風まで変わりつつあるという。猫がもたらした運命的な変化とは?
空前の猫ブーム、まさに「猫も杓子も」猫という時代に、「もの書く人々」は猫に何を見るのか?「もの書く人のかたわらにはいつも猫がいた。」