もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫の異色ドキュメント。直木賞受賞の時代小説家・澤田瞳子と愛猫そらとの、京都での日々。書下ろしエッセイの朗読は、波瑠。 古都の風情を感じて育ち、作家である母・澤田ふじ子の影響もあって自然と時代小説の世界へと入ったという澤田瞳子。今も神社仏閣を巡り、歴史上の出来事を調べてはその隙間を想像力で埋め執筆に明け暮れる日々だ。愛猫はこの5月で9歳になる、そら。里親募集を夫が見つけ保護した。おしゃべりで狭いところが嫌いで甘えん坊…、そらとの出会いで猫に対する固定概念が覆されたという澤田。時空を超える創作の世界と愛猫との関係は?
初回放送日: 2021年12月9日
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。東山彰良編。直木賞受賞後も挑戦を続け自ら作風が定まらない作家と語る東山の創作の世界。愛猫は東山に何をもたらす?朗読は松重豊。 推理小説からハードボイルド、さらに青春小説まで、次々に新たなテイストの作品を生み出し、いつも次回作でファンに新鮮な驚きを与える作家東山彰良さん。小説は、シーンが浮かんだら見切り発車で書き出してしまい、後は物語に連れて行ってもらうというのだが、さて猫との生活は?猫が連れて行ってくれた新たな創作の世界とは?衰弱していたところを保護したカグラ(5歳オス)と妻と…、静ひつな時間が流れる日々を切りとる映像詩
空前の猫ブーム、まさに「猫も杓子も」猫という時代に、「もの書く人々」は猫に何を見るのか?「もの書く人のかたわらにはいつも猫がいた。」