ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も。
「笹倉慎介とトト」
初回放送日: 2021年9月9日
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。愛猫との日常を描く異色ドキュメント。シンガーソングライター笹倉慎介編。愛猫が教えてくれた人生で大切なことは?朗読は瀧本美織。 Eテレ0655と2355でお馴染みの笹倉慎介さん。都内スタジオで、言葉と音楽と愛猫に囲まれ過ごす日々。4歳になる茶トラのメス猫トトを保護して以来、妻との生活も完全にトト中心に。今日も浅煎りコーヒーの香りの中、トトと対話しながら、ギターを片手に創作が始まる。トトから教えてもらった大切なこととは?愛猫との暮らしからインスピレーションを得るシンガーソングライターの姿を追う、優しさに満ちたネコメンタリー。
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出演者・キャストほか
出演 (笹倉慎介)
あなたの中の「優しさ」って何ですか? 僕もその正体がよく分かりません。 分からないけど、歌にすると腑に落ちることがあります。 芸術と呼ばれる様々は、そうやって分からないものを包み込んで、「’’言葉にできない’’とだけ形容できる人々の心の共感」を繋ぎ止めてきたのだと感じるのです。 今朝もトトのブラッシングをしながら思います。 只々この世界が、分からないものを感じて、察して、優しくいられますようにと。
朗読 (瀧本美織)
笹倉さんの紡がれる言葉とトトとの空気感がとても優しくて、朗読しながら自分の声もどんどん優しくなっていくのを感じました。 トトは、真っ直ぐな瞳でこの世界をどう見つめているのか。言葉を持つ私達よりも、どこか卓越しているような雰囲気さえ感じます。もしかしたら何もかも見据えているのかもしれない。けれど、お互いがただ側にいてくれるこの日常が、優しさと愛情に満ち溢れているのだなと思い、マイナスイオンを浴びたように癒されました。私達の世界も、優しさと愛でいっぱいになりますように。