善人長屋
この番組について
直木賞作家・西條奈加作品、初の映像化! 表は善人、裏は悪人、2つの稼業を持つ“善人長屋”のメンバーたちが、ある時は困った庶民を助けるため、ある時は仲間のピンチを救うため、裏稼業の凄技を活かしながら、さらなる巨悪や人の悪意に向き合っていく! 持ち前の勘の鋭さで事件の核心を突いていくヒロインお縫には、今作が連続ドラマ初主演となる中田青渚。お縫の父親で長屋のリーダー・儀右衛門には吉田鋼太郎、きっぷのいい性格のお縫の母・お俊には高島礼子、そして小悪党ばかりの長屋にうっかり入居してしまうトラブルメーカーの善人・加助を溝端淳平が演じる。個性的な長屋のメンバーに各話のゲストも交えた色とりどりの人間模様が展開するエンターテインメント時代劇! 【放送予定】2022年7月8日(金)スタート(全8話) BSプレミアム/BS4Kにて、毎週金曜よる8時 【原作】西條奈加 「善人長屋」シリーズ 【脚本】森下直 【音楽】住友紀人 【出演】中田青渚 溝端淳平 高島礼子 吉田鋼太郎 上地雄輔 溝口琢矢 蕨野友也 山崎樹範 山田純大 美保純 徳井優 ・ 柳沢慎吾 ほか 【ゲスト】(第1話)加藤諒、畑芽育、藤本隆宏 (第2話)若村麻由美、藤野涼子、久保田悠来 (第3話)玉置玲央、川島鈴遥 (第4話)神保悟志、辻本祐樹 (第5話)臼田あさ美、牧島輝 (第6話)佐藤江梨子、桜庭ななみ (第7、8話)陣内孝則、小林涼子、勝村政信 【演出】一色隆司、岡田健、相澤一樹 【制作統括】樋渡典英(NHKエンタープライズ)、落合将(NHK)
出演者・キャストほか
おぬい お縫 (中田青渚)
主人公。長屋のリーダー・儀右衛門と、その妻・お俊の娘。幼い頃から勘が鋭く、出会った相手が善人か悪人かを一目で見分ける能力を持つ。他人の不幸に敏感で、思い付いたことをぽんぽん言ってしまうストレートな性格。人助けために、色んな変装をして情報収集することも。
かすけ 加助 (溝端淳平)
人違いで”善人長屋”に住むことになった底抜けの善人。人助けが生きがいの錠前職人で、町中で困った人を見つけては長屋に連れ帰ってくるトラブルメーカー。馬鹿正直で疑うことを知らず、長屋の面々の裏稼業には全く気が付かない。
おしゅん お俊 (高島礼子)
色気の漂う、お縫にっとっては頼りになる母親。まどろっこしいことを嫌うきっぷのいい性格。人への思いやりに溢れ、様々な立場の相手に寄り添うことができる。夫の儀右衛門を尻に敷いているようでいて、実は惚れぬいている。
ぎえもん 儀右衛門 (吉田鋼太郎)
温厚な性格の長屋の差配で、お縫の父親。表向きは質屋を営んでいるが、裏稼業は盗品をさばく系図買い屋(故買屋)。店子たちからの信頼もあつい長屋のリーダーで、事件の際には彼の筋書きにそって皆が動く。肝が据わった男だが、妻と娘にはめっぽう弱い。
かじしんくろう 梶新九郎 (上地雄輔)
長屋の店子で、”善人長屋”唯一の武士(浪人)。表の稼業は代書屋で、贋作作りを裏稼業とする。優しさと色気の溢れる男で、ともかく女にもてるが、一方で全てを諦めたようでもある謎めいた人物。
ぶんきち 文吉 (溝口琢矢)
長屋の店子で、表では季節の物を売り歩きながら、裏では美人局を生業とする兄弟の弟。いつも人を食ったような態度で減らず口をたたき、お縫と言い合っている。裏稼業ではアッと驚く役割を果たす。
とうきち 唐吉 (蕨野友也)
長屋の店子で、文吉の兄。表では季節の物を売り歩きながら、裏では美人局を生業とする。生意気な態度の文吉をいさめることが多いが、実は人一倍弟思いの兄である。体格がよく、棒術を得意とする。
しょうじ 庄治 (山崎樹範)
長屋の店子。表稼業は下駄売りだが、裏では腕っこきの盗人。ひょうひょうとした男で、加助の人助けにも気楽に付き合う。息子の耕治のことが可愛くてしょうがないらしい。
やすたろう 安太郎 (山田純大)
長屋の店子。表稼業は小間物売りだが、裏では掏摸(スリ)の顔を持つ。男気のある人物で、昔世話になった恩人を助けたいと儀右衛門に頭を下げ、長屋の面々が人助けをするきっかけを作る。
おたけ お竹 (美保純)
長屋の店子で、菊松の妻。表では夫婦で煮豆を売っているが、裏では夫婦で騙り(詐欺)を行う。細部にこだわった見事な化けっぷりで人を手玉に取る。お縫のことを可愛がっている。
きくまつ 菊松 (徳井優)
長屋の店子で、お竹の夫。表では煮豆売りの夫婦だが、裏では騙り(詐欺)の夫婦である。昔、自分たち自身が騙りの被害にあった過去を持つ。妻思いの、優しく小柄な男。
はんぞう 半造 (柳沢慎吾)
長屋の店子で、表の稼業は髪結い。一方で裏社会に精通した情報屋でもあり、その情報収集能力には長屋の面々からも一目置かれている。加助が長屋に住むことに強固に反対する。