うまいッ!
このエピソードについて
「春の味覚の王様!合馬たけのこ〜福岡・北九州市〜」
初回放送日: 2022年5月9日
たけのこ生産量日本一の福岡県。中でも絶品の味と食感を誇る高級品が北九州産「合馬たけのこ」。良質のたけのこを育てるヒミツを探りながら旬の農家メシも味わい尽します! 北九州市合馬地区で栽培される「合馬たけのこ」はエグミが少なくみずみずしい甘さが自慢の高級ブランド。食材ハンター木戸大聖さんが生産者を訪ね、「色白美人」と称される高級品を育てるヒミツとワザを探ります。この時期は“天敵”との戦いの真っ最中!春の味覚を守るための生産農家の驚きの作戦がありました。時代や世代を超え親しまれてきたたけのこ、伝統の味から新感覚の一品まで、産地ならではの多彩な世界にご案内します!
出演者
食材ハンター 木戸大聖 (俳優)
舞台は僕の出身、北九州市。竹林には、たけのこを守るための驚きの仕掛けがありました。同郷の「合馬たけのこ」の魅力を、お茶目でスパルタ?!な三村さんにたくさん伺ってきました!
地元応援団 鈴木聡彦 (NHK北九州放送局アナウンサー)
たけのこは、みんなが大好きな春を代表する食材ですが、産地では想像を上回る様々な食べ方で楽しんでいます。一番びっくりしたのは、「床漬け」と呼ばれるたけのこの漬物!?気になる方、ぜひご覧ください!
生産者 三村訓章 (たけのこ農家)
合馬たけのこ農家の3代目。この道36年のベテラン。3つの山に広がる竹林を管理し、年間20トンものたけのこを収穫している。来年還暦とは思えない足腰の強さは、毎日の山歩きのたまもの。
たけのこ料理伝道師 三村理恵子 (たけのこ農家)
たけのこ農家、三村訓章さんの妻。今回は、定番の「たけのこごはん」、たけのこの煮物を使った「かき揚げ」など、義理の母から受け継いださまざまなたけのこ料理を教わりました。
「うまいッ!」の秘密&「ごちそうレシピ」
「うまいッ!」の秘密
合馬たけのこの魅力の1つが“えぐみの少なさ”。たけのこは、空気に触れるとえぐみを増す性質を持っています。合馬地区に広がっている赤土の土壌は、目が細かく粘土質であるため、あまり空気を含んでいません。そのため赤土の中では、えぐみの少ないたけのこが育つのです。
合馬たけのこのもう1つの魅力は“色の白さ”。たけのこは成長が早く、地表に出て空気に触れたり日光に当たったりすると、黒く変色し、身もかたくなります。そのため三村さんは地面のわずかな膨らみや地割れを見逃さないよう毎朝山へ入り、地中にある上質なたけのこを収穫しているんです。
「たけのこごはん」&「たけのこの煮物のかき揚げ」について
【たけのこごはん】 ※九州ならでは、かしわ(鶏肉)入り! たけのこ本来のうまみを引き出した一品! <材料(4人分)> ・米:2合 ・あく抜きしたたけのこ:お好みの量 ・にんじん、しいたけ、ごぼう :合わせて50~70g ・かしわ肉(鶏肉):50g(多めがおいしい) (味付け) ・顆粒だし:ひとつまみ ・うす口しょうゆ:大さじ2と2/3 ・酒:小さじ1と1/3 ・白だし:小さじ1と1/3 ・砂糖:少々(おこげのため) <作り方> 1)米は炊く30分前にといで、ザルにあげておく。 2)たけのこは一口大に切る。 (上の柔らかいところは大きめに。) にんじん・しいたけは細切り、ごぼうはささがき、 かしわ肉(鶏肉)は細切れにする。 3)炊飯器に1)の米、水、2)の具材、 (味付け)の材料を全部加えて普通焚きで炊く。
【たけのこの煮物のかき揚げ】 ※たくさん作った煮物にもう一手間! 味付け要らずの簡単かき揚げ! <材料(1人分)> ・たけのこの煮物:短冊切りを5~6切れほど ・天ぷら粉:適量 ・水:適量 ・サラダ油:適量 <作り方> 1)たけのこの煮物を短冊切りにしてボウルに入れ、 天ぷら粉、水を加えてざっくり混ぜ合わせる。 2)サラダ油を熱したフライパンに2)を入れ、 形を整えながら揚げ焼きにする。 3)両面がこんがりしたら、できあがり!