うまいッ!
「シャキシャキ食感!甘さ広がる“なばな”〜三重・桑名市〜」
初回放送日: 2022年1月17日
冬に旬を迎える葉物野菜「なばな」。菜の花の一種ですが、花が咲く前の若い芽を食べます。みずみずしくシャキシャキとした食感。かめばかむほど甘さが口の中に広がります。 「なばな」は、おひたしや炒めもの、和(あ)えものなどの定番からパスタ、天ぷら、漬けものなど、さまざまな料理に合う万能野菜。栄養値も高く、ビタミンCがほうれんそうの2倍と野菜でもトップクラス。β-カロテンやビタミンB・E群、食物繊維なども豊富。「なばな」の生産日本一を誇るのが三重県。なかでも桑名市長島町は最大の産地。その環境が栽培に適しているといいいます。おいしさの秘密と元気が出るレシピを紹介します
出演者
食材ハンター 前田航基 (俳優)
茎と葉を味わうなばな、初めて知りました。甘さとみずみずしさに感動!でも何よりの驚きは1本1本、手作業で収穫する村上さんの姿。なばなを我が子のように思う愛情がおいしさのヒミツだと感じました。
地元応援団 菊田一樹 (NHK津放送局アナウンサー)
春を先取る三重の「なばな」!。三重に来て9か月ほどの私にとっては、初対面。目に飛び込む、濃い緑色。食べてびっくり、みずみずしい甘さ。もう忘れられません。あんな料理にも?こんな食材とも?驚きの絶品レシピ、必見です!
生産者 村上康男 (なばな農家)
地元でも出荷量が多く、栽培上手と評判の農家。オススメの食べ方は鍋!しゃぶしゃぶや、すき焼きにも合うそうです。「全国の皆さん、これからどんどん甘みの増すなばなをぜひ味わって下さい!」
「うまいッ!」の秘密&「ごちそうレシピ」
「うまいッ!」の秘密
冬になると町の北西、滋賀と岐阜県の境にそびえる伊吹山の方角から「伊吹おろし」と呼ばれる乾燥した冷たい風がやってきます。なばなは寒さから身を守り、凍るのを防ぐために糖分を作り出すのです。
やわらかくみずみずしい食感を保つためには、収穫のタイミングが大事!20cmほどの食べ頃を見極めて収穫しています。なばなは成長が早く、大きく育ちすぎるとかたくなってしまうからです。
「なばなのゆで方」&「なばなもち」&「なばなの丸ごと天ぷら」
【なばなのゆで方】 <材料> ・なばな:適量 ・塩:適量 ・すりごま、かつおぶし、しょうゆなど お好みの調味料:適宜 <作り方> 1)鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら塩を加える。 2)なばなの根元と茎を先に湯に入れ10秒ほど。 3)最後に葉っぱも入れて、さっとゆでる。 4)水にあげて冷ましたら、 絞って食べやすい大きさに切る。 5)すりごまやかつおぶし、しょうゆなど お好みの調味料で。
【なばなもち】 ※長島町でもちと言えば「なばなもち」。 正月や冬のおやつ、お祝い事に定番の食べ方です。 <材料(2~3人分)> ・なばな:1袋 ・もち:4~6個程度 ・めんつゆ・すりごま・かつおぶし:各適量 <作り方> 1)ゆでたなばなを1cmほどに刻む。 2)ボウルに1)を入れ、 めんつゆ・すりごま・かつおぶしを加えて、 味付けする。 3)2)にもちを入れ、 なばなとからめてできあがり。 ※なばなをたっぷりつけて食べるのが、 おすすめです。
【なばなの丸ごと天ぷら】 ※食卓が一気に豪華になるかんたん天ぷら。 <材料(4人分)> ・なばな ・水・小麦粉:適量 ・揚げ油:適量 ・塩:適宜 <作り方> 1)水と小麦粉を混ぜて天ぷらの衣を作る。 2)なばな全体に1)の衣をからめ、油で揚げる。 3)お好みで塩をかけて食べる。