今回の注目は、今や演歌・歌謡界を代表する“実力派”、島津亜矢さんと市川由紀乃さんの共演です！「由紀乃ちゃん」、「亜矢さん」と呼び合う和やかな雰囲気でありながら、いざ歌が始まると…共演から“競演”になっていくような息をのむステージ。ずっと見ていたい、聴いていたいと感じること間違いなしの贅沢な時間です。 スペシャルステージの幕開きは、島津さんの20周年記念曲「大器晩成」。恩師の星野哲郎さんが作詞、北島三郎さんが作曲した、島津さんの歌手人生とも重なる1曲です。今回の島津さんのステージを一言で表現するなら「希望」。聴く人を前向きにする魅力が詰まっています。 真田ナオキさんに島津さんの魅力をうかがうと、「“空気が震えるような”圧倒的な歌唱力」と話します。その歌唱力は、演歌というジャンルにとどまらないのが島津さん！故郷熊本の民謡「おてもやん」や、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の主題歌にもなったKiroroの「Best Friend」なども聴き応えがあります。 また、小椋佳さん作詞作曲の最新作「時の救い 命の不思議」も披露。「音楽活動を引退する前に君の歌を作りたい」という小椋さんのオファーから実現した曲で、小椋さんの「平和への願い」が込められています。「―私まだ 負けないよ 生きるよと歌う―」。島津さんの歌声を通して多くの人にその思いが届いて欲しいと感じずにはいられません。 一方の市川由紀乃さんは、“内に秘めた女性の強さ”に聴き惚れます。感銘を受けたのは、2008年リリースの「横笛物語」。平家物語をもとにした作品で、動乱の時代の中もがき苦しむ主人公の姿が描かれています。実はこの曲を発表後、作詞の木下龍太郎さん、そして心の支えだった兄を亡くした市川さん。「コンサートでいつも歌い続けてきた」という大切な曲を、言葉をかみ締めながら歌う姿は胸をうちます。 そんな市川さんと共演したのは、シンガーソングライターのおかゆさん。「由紀乃さんの魅力は“人の心に寄り添う歌声”」と話すおかゆさんのギターとともに、森山直太朗さんの「さくら」をお届けします。おかゆさんに温かい眼差しを向けながら言葉を紡ぐ市川さん…優しい人柄が滲み出る素敵な空間です。 そして、山口百恵さんの「謝肉祭」に初挑戦！「いろいろな人を演じてみたい」という市川さんが、歌の世界に入り込む姿がカッコいい1曲です。炎が燃え上がるようなステージで繰り広げられる “由紀乃ワールド”をお楽しみに！