“若手男性歌手”の皆さんの演歌・歌謡界を盛り上げたいという「本気」の思いが溢れるステージでした。「ここがポイント！」などと、本番直前まで全員でダンスや振りつけを確認！“本気の一体感”が見どころです。同時に、ライバルでもある歌手との“競演”は、貴重な機会だったと言います。自分が歌っていない時も、舞台袖から先輩たちの歌唱を一人で見つめていたのは…今回の企画に初めて参加された戸子台ふみやさん。「達成感も得られた」と充実した時間を過ごせたそうです。堂々としたステージでした！同じく初参加の木川尚紀さんは、春日八郎さんの「山の吊橋」を歌うにあたり「歌詞の世界観をより掴むため、故郷・茨城の筑波山を見ながら実家の犬を連れて吊橋を散歩した」とのこと。伸びやかな歌声、素敵でした！そして、若手歌手だけのステージはやはり真剣勝負！熱い思いがほとばしっていたのが、新浜レオンさん。「憧れの西城秀樹さんの故郷・広島でご本人の曲を歌う緊張で胸がいっぱい」と話す新浜さんのパフォーマンスは、気合いの入り方が違いました。「西城さんの歌を“自分なりの表現”で歌い継いでいきたい」という言葉からは覚悟も感じました。また、三波春夫さんの台詞入り演歌「一本刀土俵入り」に挑戦した辰巳ゆうとさんは、熱唱後にホッと胸をなでおろす姿も…。見事に歌い演じられましたが、相当なプレッシャーがあったのだろうと察しました。最後は出演者全員でお互いを讃え合う姿も！さぁ！恒例の「楽屋deトーク」は、「真田ナオキ」さん。会場の皆さんを魅了した、甘くハスキーな独特の歌声についてお話を伺いました。「海岸で大声を出したり、カラオケボックスで6時間も歌い続けたりして声を潰した。お酒を飲めないのに、日本酒でうがいもした。本当は森進一さんのような声を目指していたんですが…」というお答えが。今の声を手に入れてから吉幾三さんに弟子入りし、「良い声だな」と褒めていただいた時は嬉しかったとおっしゃっていました。余談ですが、真田さんは高所恐怖症のため、「広島までの飛行機移動が不安で、ずっと目を閉じて機内サービスも受けずに肘掛けを握りしめていた」とのこと。その試練を乗り越えた真田さんにこわいものは無し！色気を感じる本気の歌唱に、私も「本気で惚れた」の一言でした！今をときめく若手男性歌手が集結した“本気”の「新・BS日本のうた」、どうぞお楽しみに！