極上の大自然にご招待!
ヨーロッパ南東部のバルカン半島に、“東欧のグランドキャニオン”と呼ばれる渓谷がある。旧ユーゴスラビア、モンテネグロにあるタラ渓谷だ。高度差は最大で1300メートル。人を寄せ付けないその急しゅんな渓谷と周辺には、生きものたちの独自の営みが見られる。岩場ではカモシカの仲間・シャモアの群れが躍動し、それを狙ってイヌワシが悠然と空を舞う。シャモアの生態を中心に、東欧・タラ渓谷の知られざる素顔に迫る。
タラ渓谷
シャモア
エメラルド色の水
スペイモリとオタマジャクシ
警戒色のキバラスズガエル