カナダから遠く離れた日本で、どうやって赤毛のアンは生まれた?
連続テレビ小説「花子とアン」総集編の後編。安東はな(吉高由里子)は村岡英治(鈴木亮平)と恋に落ちるが、それは“許されない恋”だった。さまざまな葛藤を経て、やがて二人は結婚。一児の母となったはなは村岡花子と名乗り、翻訳の仕事に打ち込んで行く。一方、福岡の蓮子(仲間由紀恵)は夫・嘉納伝助(吉田鋼太郎)の元を飛び出し、宮本龍一(中島歩)と駆け落ちする。世間が騒然とする中、花子は蓮子の行方を探す…
連続テレビ小説「花子とアン」前半の総集編。甲府の貧しい農家に生まれた安東はな(山田望叶)は、父・吉平(伊原剛志)の奔走で東京のミッション系女学校へ編入。いろんな壁にぶつかりながらも、持ち前の頑張りで英語が大好きな少女に成長したはな(吉高由里子)。その胸の内にはいつも、故郷で働いている母・ふじ(室井滋)たち家族の存在があった。ある日はなは、伯爵家令嬢・蓮子(仲間由紀恵)と運命的な出会いを果たす…
終戦後、筆を折ったままだった宇田川(山田真歩)から『赤毛のアン』を読んで、また書けそうな気がすると、初めてお礼を言われた花子(吉高由里子)は、宇田川が立ち直ってくれたことを心から喜ぶ。英治(鈴木亮平)、かよ(黒木華)、醍醐(高梨臨)、蓮子(仲間由紀恵)ら花子の家族や友人たちは、めいめいの場所で大切な人と『赤毛のアン』を読み、自分と重なる部分に共感していた。やがて、出版を祝う会が催されることになり…
『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』を読んだ門倉(茂木健一郎)は、これほど面白い話をなぜ今まで出版しなかったのかと言うなり、出版に取りかかるため小泉(白石隼也)と共に急いで帰ってゆく。英治(鈴木亮平)と美里(金井美樹)から祝福された花子(吉高由里子)は、出版に向けて推こうに取りかかり、残るは本の題名を決めるだけとなる。ある日、門倉と小泉と共に長時間話し合った結果、題名は『窓辺に倚る少女』に決まるが…
ある日、小鳩書房の小泉(白石隼也)が社長の門倉(茂木健一郎)を連れて村岡家を訪れる。まだ日本に紹介されていない新しい物語を出版したいと言うのだ。花子(吉高由里子)は、美里(金井美樹)に無理ではないかと言われながらも、手元に残しておいた『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の原稿をもう一度提示する。小泉は『アン~』をよく覚えていて、今なら可能性があると前向きだが、門倉が思いがけないことを言い出す…
長年の確執を越えて、再会を果たした花子(吉高由里子)と蓮子(仲間由紀恵)。花子は蓮子に、生前の純平に「母のことを頼みます」と言われていたことを打ち明ける。蓮子は残った家族のためにも早く立ち直らなければと言うが、そのきっかけをつかめないでいた。家に戻り、書斎で考えていた花子は「戦争で子どもを失った母親は大勢いるはず」と思いつき、英治(鈴木亮平)に相談した上で、ある所へ電話をかける…
警官に追われて逃げ込んできた戦災孤児の二人をとっさにかくまったかよ(黒木華)と花子(吉高由里子)。幸子(木村心結)と育子(新井美羽)と名乗る姉妹がすっかりお腹(なか)をすかせているのを見て、かよはおむすびを食べさせてやる。数日後、村岡家で花子が英治(鈴木亮平)と畑仕事をしているともも(土屋太鳳)が飛び込んで来て、かよが姉妹を引き取るつもりだと言う。花子は闇市のかよの店に駆けつけ、かよに真意を問う…
甲府の安東家。吉平(伊原剛志)の葬儀で、花子(吉高由里子)やふじ(室井滋)たちが吉平がつくったぶどう酒を弔いに飲んでいると、正装した武(矢本悠馬)が酒やごちそうなどを手に持ってやってくる。吉平と憎まれ口をたたき合う仲だった徳丸(カンニング竹山)からの思いがけぬ心遣いに感じ入る一同。吉太郎(賀来賢人)やその妻となった醍醐(高梨臨)らも含めその場は和やかに進むが、花子はふと寂しそうなふじの様子に気付く
吉平(伊原剛志)と吉太郎(賀来賢人)がぶどう酒作りから安東家に帰ってくると、ふじ(室井滋)が「ずっと待っている人がいる」と言う。醍醐(高梨臨)だった。醍醐は心配していたと吉太郎に詰め寄り、吉平とふじに「家事は得意ではないが努力するからここに置いて欲しい」と頭を下げるが、吉太郎は… 一方、東京へ戻ることになった花子(吉高由里子)は朝市(窪田正孝)に「ラジオに出演するかどうか迷っている」と打ち明ける。