懐かしの名作人形劇がよみがえる!
平家が栄華を誇っていた1177(治承元)年、伊豆の源頼朝(声・寺泉憲)の恋人・北条政子と土地の豪族・山木兼隆との間に縁談が持ち上がる。しかし、頼朝の将来に期待を寄せる北条宗時の手勢が婚礼の行列を襲い、政子は頼朝の妻となる。同じ頃、奥州をめざす牛若丸は、尾張国・熱田神宮で元服、自ら「九郎義経」と名乗った。さらに、源氏の一人・木曽義仲(声・安藤一夫)も都への野心を育んでいた…。▽1994年放送
後白河院や貴族の一部は、清盛(声・風間杜夫)の権勢に不満を募らせていた。1177年、院に近い俊寛、西光、多田行綱らが都の東・鹿ケ谷(ししがたに)の山荘に集まり、清盛暗殺の密議を開く。しかし、一同から弱気を責められた多田行綱は謀議を平家に通報、一味は捕えられ、俊寛らは九州の鬼界ヶ島に流される。2年後、赦免の船が島に着くが、許される罪人の中に俊寛の名はなかった…。▽1994年放送
「鬼」と恐れられる平清盛(声・風間杜夫)の権勢に後白河院(声・石橋蓮司)は懸念を示し、息子の重盛も父をいさめる。しかし清盛は、宋との貿易拡大のため、大輪田ノ泊の築港や厳島神社の造営に力のすべてを注ぐ。伊豆の源頼朝(声・寺泉憲)が北条政子と恋仲だと知らされた清盛は、政子を別な男に嫁がせようと画策する。その頃、牛若は、生母・常磐と宿願の再会を果たし、鞍馬から奥州に旅立っていった…。▽1993年放送
平清盛(声・風間杜夫)が仏御前ばかりを寵愛するため、妓王は清盛のもとを去り仏門に入る。その頃、伊豆に流された源頼朝(声・寺泉憲)はひそかに反平家の夢を抱き、豪族・北条時政の娘・政子に平家打倒を打ち明ける。鞍馬山の牛若丸のもとには、奥州藤原氏の家人・金売り吉次が決起を促しにやってくるが、牛若はまだその時期ではないと固辞する。一方、清盛はますます傲慢になり、厳島神社を建立して…。▽1993年放送
原作・吉川英治、人形美術・川本喜八郎で描く人形劇。 平家一門の栄華から没落まで、様々な人間模様と 息もつかせぬ戦乱・政争の数々が繰り広げられる一大歴史絵巻。
毎週月曜 午後10:50~11:30
毎週火曜 午後1:10~1:50