戸隠連峰 高妻山〜修験の道 はるかなる峰へ〜
初回放送日:2022年10月24日
長野と新潟の県境にある戸隠連峰。その最高峰で、“戸隠富士″とも呼ばれるのが「高妻山(2353m)」だ。修験者たちが歩んだ、長く険しい道をたどり、頂を目指す。 案内は、地元で生まれ育った、登山ガイドの渋沢暉さん。高妻山には泊まれる山小屋がないため、往復10時間の日帰りロングコースとなる。まずは、沢沿いの道。朝露に濡れる草花を堪能した後、滝の脇の鎖場を登る。その後、現れる絶壁では、かつてここが海の底だった証が…。稜(りょう)線に出た後は、山岳信仰の名残である10個の石の祠(ほこら)が目印。9つ目を過ぎた先が、最大の難所。急登と岩場が待ち受ける。