1973年7月10日、アメリカの石油王J.ポール・ゲッティ卿の孫が誘拐された。世界一の大富豪だったにも関わらず、身代金の支払いを拒否したことで大きなセンセーションが巻き起こった。

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誘拐されたポール3世の母アビゲイル・ハリス。息子を取り戻すために、誘拐犯に加え冷酷な石油王とも対決していく。

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身代金の支払いが進まない中、事件発生から4か月後、ポールの片耳が切り裂かれて送られてくるという最悪の事態が発生した。

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当時ポールの恋人で後に妻となるギゼラ・ゲッティ。事件を間近で見ていた実体験と、母アビゲイルの苦闘を明かした。