世の中のふつうをアップデートする企画、「#ふつうアップデート」。今回は、大学生たちが開発する、「スゴい支援機器」からクイズを出題!どんなスゴい研究が登場するのか!?
<番組の内容>
▶︎超アップデートした車いすとは?
▶︎20cmの段差を越えられるか!?
▶︎腕や手に障害がある人の生活をアップデートする研究
▶︎障害のある人と支援機器を検証!
<出演者>
ケンドーコバヤシ
荒川 (エルフ)
はる(エルフ)
小柴陸(AmBitious/関西ジャニーズJr.)
岡佑吏(AmBitious/関西ジャニーズJr.)
レモンさん(番組MC)
玉木幸則(番組ご意見番)
あずみん(番組コメンテーター)
<VTR>
小柴:バリバラ!
岡:クイズふつうアップデート!
小柴&岡:はじまるよ~!
2年後に開催される、大阪・関西万博。持続可能な開発目標・SDGs達成への貢献を目指している!
今日は、万博の舞台・大阪の大学生たちが開発する、「スゴい支援機器」からクイズを出題! クイズを解くと、あなたの「ふつう」がアップデートされるかも!? 解答者は、お笑いコンビ・エルフと、ケンドーコバヤシさん。さらに、関西ジャニーズJr.・AmBitious(アンビシャス)のメンバー、小柴陸さんと岡佑吏さん!
<スタジオ>
レモン:二人は関西の大学に通う大学生なんですよ、リアル大学生。
小柴:現役大学生です。
岡:はい。
レモン:あなたのギャグもアップデートしてるらしいですね。
小柴:そうですよ。どーも、AmBitiousの、ナイジェリア~エジプト~、おーん、上海!
岡:よっ!
ケンドーコバヤシ:僕も基本ギャガーは好きなんで。
岡:よかった、よかった。
超アップデートした車いすとは?
<VTR>
学生たちのスゴい支援機器。まずは…、車いすの「ふつう」を超アップデート!? 舞台となるのは、大阪電気通信大学。
ロボットやゲームなど、幅広い分野を学べ、多くのエンジニアを社会に輩出している。やってきたのは…
西森「中小企業~!」
西森「はい、技術って返してくださいね」
大林「会話が成り立たへん…」
お笑いコンビ・モンスターエンジン! 早速、車いすのふつうを超アップデートしている学生たちのもとへ。
大林「すみません。失礼します」
西森「よろしくお願いします。うわ~。え、何これ? すごいやん」
スゴい支援機器の正体は、この電動車いす! 開発期間およそ1年、学生たちがイチから設計・制作した!
大林「この車いすは、どういうことができるんですか、これは」
大久保「本来、介助者がいるじゃないですか。車いすに乗っている人(のそばに)」
西森「(車いすを)押す人がね」
大久保「で、介助が絶対いらない」
西森「絶対にいらない?」
「介助が絶対にいらない車いす」、そのスゴさを西森さんが体験! デコボコの地面を走ってみる。
西森「ゴー!」
大林「おー、すごい!」
西森「うわあ、乗り越える。むちゃくちゃ強いけど」
デコボコの地面を難なくクリア!
大西「この車いす、それぞれのタイヤ四つが、全部回るんですね」
西森「独立してモーターがついてる」
大西「はい。四輪駆動になっていまして…」
電動車いすの多くは、モーターが1個か2個がふつう。
学生たちが開発した車いすは、4つの車輪すべてにモーターを搭載。従来の2倍ほどのパワーが出せる! さらに! 前輪の内側についた特殊な機構を作動すると…
介助なしで階段を上れる! そしてもう1つ、スゴい機能が!
大久保「こういうふうに伸びて…」
西森「何をしてくれるの?」
ここで問題! このロボットアームを使うと、日常生活のある動作ができる。それは一体なに?
<スタジオ>
荒川:はい! わかりました!
レモン:はい、どうぞ! 荒川ちゃん!
荒川:高いところから自撮り!
レモン:自撮り、ブー!
はる:あんただけや、こんなん欲しいん。
レモン:はい、他に!
岡:はいはいはい。
レモン:はい、岡ちゃん。
岡:肩たたき。
あずみん:ブー!
ケンドーコバヤシ:はい。
レモン:ケンコバさん!
ケンドーコバヤシ:自動販売機のお釣りないか…こう、チェックしてくれるみたいな。
レモン:そこ?
正解は…
「ドアを開ける」。アームの先端の吸盤をドアに貼りつけ、黒いパーツでドアノブを押すと…扉があく!
この電動車いす、2つの研究室の学生たちがチームを組んで開発している。
機体の設計や、組み立てを専門とする設計班…
プログラムを書き、車いすの動きを制御する制御班…
そして電気の配線を考える電装班。学生たちが車いすを開発するのは、ある目標があるからだという。
大久保「サイバスロンっていう大会があって、それに向けてこの車いすを作ってるんですよ」
障害のある人たちが使う支援機器の機能や性能を競う国際大会、「サイバスロン」。電動車いす部門では、階段やデコボコ道、ドアといった、日常生活で直面するバリアを、制限時間内に何個クリアできるかを競う。
大阪電気通信大学は、3年前の前回大会で、参加12チーム中、6位に入賞した。
<スタジオ>
スタジオに、前回大会に出場した大西海人(おおにし かいと)さんと、チームのリーダー・大久保秀生(おおくぼ ひでき)さんが来てくれた!
レモン:大久保さん、なんで開発チームに、加わったんですか?
大久保:そうですね。僕は、もともと福祉にはあまり関心がなかったんですが…
レモン:関心なかったんですよね?
大久保:(笑)はい。ものづくり自体が好きだったんですよ。教授から「これやってみないか?」って言われて。
開発に関わるようになった大久保さんたちは、街なかで見かける車いすユーザーが気になるようになったそう。
大久保:僕、スーパーで買い物していたときに、商品の棚あるじゃないですか?
レモン:ありますね。
大久保:何か商品取るときに、車いす乗っている方は、高い(位置にある)ものが取れない。
レモン:取れないですね。
大久保:ロボットアームだったらいけるのになーとか。あとは、目線の位置ですよね。車いす座っている方って、姿勢が低くて上を向いて話すので、首を痛めちゃう。
あずみん:それ!
「車いすユーザーの困りごとを解決したい」と考えるようになった学生たち。
こちらは開発中の最新マシン。実用化を意識して、走りやすいコンパクトな車体にした。AmBitiousの小柴さんがこの車いすに試乗してみた!
小柴:ここにね、えっこれは、何ていうんですか? 液晶? スマホが。
レモン:スマホなん!?
小柴:埋められています、スマホが。これは何なんですか?
大西:左下のボタンを長押ししてみてください。
小柴:左下。
(※ボタンを押すと座席の位置が動く)
小柴:なに? どうなっているかわかんないんですけど。
大西:緑色のボタンを押してみてください。
(※ボタンを押すとクローラーが動く)
荒川:これはどういうときに?
大西:これは、段差を登るための。
荒川:そういうことか!
小柴:進歩しているのか!
ここで問題!
このクローラー、次回のサイバスロンで新たに設けられる障害物、「大きな段差」を乗り越えるために搭載した。
ここで問題!
その「大きな段差」の高さは、ズバリ何センチメートルでしょう?
ケンドーコバヤシ:いや、これ意外と結構すごいんちゃう?
レモン:それでは一斉にフリップをお出しくださいどうぞ! うわっ、バラバラや! 岡陸ちゃん。
岡:50センチ。
ケンドーコバヤシ:50!?
小柴:さっき俺が乗ったときに、結構強いんすよ。
レモン:クローラーね。
小柴:で、角度もつけられますし。50、言い過ぎか?
岡:いやそれは、僕はもう関与してないんで。
あずみん:あははは。
岡:50はもう、100%この子の意見なんで。
エルフの予想は、10.9センチメートル。そしてケンドーコバヤシさんは…
ケンドーコバヤシ:難しいんですけど、18センチあったら、アユとかサンマくらいやったら乗り越えられるかなって思って。アユやったら18センチ釣ったら大物やなって思って。
<VTR>
正解は…
「20センチメートルの段差を乗り越える」。この障害物、部屋の入り口などにある段差を想定しているんだそう。
<スタジオ>
レモン:はーい、ということで、なんとケンコバさん、すばらしい!
エルフ:すごーい!
あず:すごーい。
ケンドーコバヤシ:いや、だからシステム聞いて理論を聞いたら18センチはいけるな、20センチは無理やなと思ったんでね。
レモン:魚の話してたやん。
はる:アユが大物でどうのって。
20cmの段差を越えられるか!?
<VTR>
3月下旬。新型車いすを用いた、初めての実践テストが行われた。会場となる大学に、強力な仲間も駆けつけた!
西森:こんにちは。
大林:お願いします~。
小倉:お願いします。
チームのパイロットを務める小倉俊紀(おぐら としき)さん。小倉さんは15年前の事故で下半身が動かなくなった。
車いすで生活するようになり、不便を感じることが増えたという。
大林:学生さんに期待することは?
小倉:階段上りたいとか、僕が困っていることを(解決する)車いすを作ろうという気持ちで(いてくれて)、もう期待しかないです。
ここでコースを紹介! 今回挑戦するのは、大会規程に準じて作られた2つの障害物! まずは、人混みをかき分けて進むことを想定した、スラローム。そして、部屋の入り口を想定した、20センチの段差。2つの障害物を3分以内にクリアできれば、チャレンジ成功!
実況「来年のサイバスロン、国際大会本番を見据えた重要な実践テストです。パイロットの小倉さんがスタート地点に向かいます。注目は、ふつうの車いすでは越えられない20センチの段差。新たに実装したクローラーで攻略できるのでしょうか? いよいよ、スタートです!」
実況「今、ゆっくりと走り出しました」
実況「最初の障害、人混みをかき分けて進むスラローム。立っている2人の学生にぶつかってしまうと失格ですが…その合間を小倉さん、絶妙なコントロール。あっという間にスルスルっとS字を走り抜けていく! 成功をあらわす緑の旗が上がった! 実用化を意識したコンパクトな車体、実力をいかんなく発揮!」
実況「この後は、高さ20cmの段差! 車いすを回転させました。後方のクローラーを、まず段の頂上にセット!」
実況「ピタリとつけました。座面下のクローラーも下に降りました。さぁ、あとは上るだけ! あぁーっと上れない!!! クローラーを回転させて一気に上るはずでしたが、段差をこするだけ…。20センチの壁、予想以上に高かった! 小倉さん、もう一度チャレンジするために、一度下に降ります…。あっと、危ない!! クローラーが引っかかり、あわや転倒のピンチ!! なんとかバランスをとって踏みとどまりました。残り時間少なくなってきた、30秒をきった。無情に時間が進んでいく。学生たちもこの表情。ただ祈ることしかできません…」
実況「大阪電気通信大学、チャレンジ失敗です…!」
大林「どういうことが原因なんですか、これは?」
大久保「今、クローラーが空回りしていたと思うんです」
大林「はい」
大久保「ギアとのかみ合わせが悪くて、ちゃんと駆動力が伝わらない」
小倉「ここまでクローラー付けて、別に希望はないことも全然なくて、希望しかないです」
<スタジオ>
レモン: AmBitiousのお二人、いかがだったですか。
岡:乗り越える過程を見ていると、スポーツを見ている感じで、なんか応援したくなります。
レモン:確かにね! 大西さん、アップデート、今後していけそうですか?
大西:そうですね。今後はさっき失敗した段差も上れるようにしつつ、改良をどんどん進めていきたいなぁと考えています。
レモン:めっちゃ力強いー!
レモン:今、全国の福祉関係の人が見てるで! 大丈夫?
大西:大丈夫です。なんとかします。
ここでバリバラのご意見番・玉木さん改め、玉金八先生のお言葉です!
玉木:今回、障害者と接点がなかった学生たちが、街なかで障害のある人に目が行くようになったっていう、そこはもうごっついうれしいなって思うねんな。ただ、街とか施設がバリアフリー化していったり、周りの人がちゃんと声かけてくれたり手伝ってくれたり、トータルでみていってもらったらうれしいなって思いました。
腕や手に障害がある人の生活をアップデートする研究
<VTR>
続いての舞台は、大阪工業大学。今年で創立101年の、歴史ある理工系大学。やってきたのは…
お笑いコンビ・もも!
おととしのM-1グランプリで決勝進出を果たした、注目の若手芸人だ! さっそく、待ち合わせしている研究室へ。
まもる。「なんですの、このブルーの上に置かれたこれは?」
せめる。「これを見てくれと言わんばかりな感じやけど」
まもる。「ばかりなやつな」
せめる。「ばかりなやつやけど」
(※吉川さんが登場)
まもる。・せめる。「びっくりした!」
こちらは、研究室を主宰する准教授・吉川雅博(よしかわ まさひろ)さん。
吉川「これは、事故や病気で手を失った方のための義手なんです」
まもる。「義手、これが?」
吉川「はい」
義手とは、事故や病気などで手を失った人が使う、人工の手。
吉川さんが主に研究しているのは、電動義手。腕に力を入れると、センサーが反応し、指が開いたり閉じたりするしくみ。
さらに、指の数は5本ではなく、3本! それにはある理由が… 。
吉川「人間、ものをつかむときに3本の指でつかんでいるんで」
まもる。「そうなんや」
吉川「3本あればだいたい十分なんですね」
この電動義手、本をめくったり、ミニトマトをつかんだり、手先の細かい作業もお手のもの「ヒトの手」を再現するのではなく、日常生活をサポートする目的で生まれた、3本指の電動義手。腕や手に障害のある人・15人以上に使用してもらい、改善点などを話し合って完成させた。協力者のひとりで、自治体の水道局に勤める今井剛(いまい つよし)さん。どんなときに使っているか、聞いてみた。
今井「例えば書類を整えたり、ホッチキス止めるとかに結構使っている感じですかね。先天性(の障害)なので、(義手が)あってもなくても、そんなに日常的には大きな不便は感じないですけど、あるとやっぱ便利だったなっていうのは、つけていると思いますね」
ここで問題!
今井さんはこの電動義手を、「意外な場所」でも使っているという。さて、それはどこでしょう? ヒントは、「休日」!
<スタジオ>
レモン:それでは、一斉にフリップをお出しください、どうぞ!
レモン:ケンドーコバヤシさん!
ケンドーコバヤシ:やっぱジャン荘。
レモン:なんで?
ケンドーコバヤシ:右手でツモって、やっぱ左手で点棒バーンって出すんでしょ。
一同:(笑)
ケンドーコバヤシ:リーチ! みたいな。
レモン:エルフは?
荒川:私はクラブのDJブースです。
レモン:なんでなんで?
荒川:休日といえばクラブ。ブチ上げているんじゃないかなと私は思っています。
そして、AmBitiousの2人は、ボトルフリップ…??
荒川:ペットボトルフリップって何?
小柴:ペットボトルを、
岡:こう、立てる。
小柴:ひっくり返して、
ケンドーコバヤシ:立てるやつね。
岡:それがちょうど3本指でできるんで、
小柴:で、3本でやるんですよ。
ケンドーコバヤシ:場所を聞いてんねん!
クイズの答え
<VTR>
正解は…「ライブハウス」!
休日は趣味でバンド活動をしている今井さん。ボーカルとして客を盛り上げるときに、この電動義手が活躍するそう!
<スタジオ>
レモン:エルフ、おまけで正解でーす!
荒川:やったー! あげー!
ケンドーコバヤシ:ずるっ。
はる:ずるくはないでしょ。
荒川:ジャン荘とペットボトルフリップはほんと黙ってください。
一同:(笑)
ここからは、吉川さんの研究室のメンバー、亀澤音羽(かめざわ おとは)さんと金丸一樹(かねまる いつき)さんが開発した、ユニークな支援機器を紹介!
亀澤:私は、リウマチや脳卒中の後遺症などで手や指がちょっと動きにくい人の、生活の動作を支援する、生活支援装置を作りました。
本体をテープで手首に固定し、指にセンサーを装着。指の曲げ伸ばしで作動する2本指の支援機器。
亀澤:紙を挟みます。
レモン:紙を挟んだ。
亀澤:これを、はさみで…
レモン:あ、しっかり押さえられてんねや!
レモン:なんでこのような研究をしようと思ったんですか?
亀澤:私はいま補聴器をつけていて…
レモン:補聴器を両方(の耳に)つけているの?
亀澤:はい、8年前に耳が聞こえなくなったんですけど、補聴器をつける前はすごい苦労をすることが多くて。手に障害のある方も、動きにくいっていうのを少しでも解消できたらいいなっていう。
金丸さんは、吉川さんの開発した電動義手のセンサーをアップデート!
手や指に障害があって握力が弱い人を想定した、「ポンプ型インターフェース」だ!
金丸:僕は、おじいちゃんが事故で片腕をまひしてしまって、とても不便そうにしていたんですね。それを知って、僕の力でなんとか手助けできたらなと思って、この研究室に。
小柴:僕も身近に、体が自由に動かせない人がいて、助けたいなっていうのはすごいあって。行動に移したいなっていうのは、今めっちゃ思いましたね。
2人が開発した支援機器、実はまだ障害のある人に一度も使ってもらったことがないんだそう。
障害のある人と支援機器を検証!
<VTR>
そこで、支援機器を検証するため、強力な助っとのもとへ! 向かったのは、大阪市にある生活介護事業所。
まもる。・せめる。「こんにちは~」
協力してくれるのは、この事業所に通う、まぁちゅんさんとトリスさん。
金丸「金丸です。お願いします」
亀澤「亀澤です」
全員「お願いしまーす」
まずは、金丸さんが手や指に障害がある人に向けて開発した、ポンプ型インターフェース。検証するのは、トリスさん。くも膜下出血の後遺症で、右手足のまひと、言語障害がある。トリスさんが支援機器を使ってやりたいこととは…?
トリス「らっきょう」
トリスさんの大好物、らっきょうの袋を開ける!
左手でポンプを操作して、右手につけた支援機器で袋を固定。そして、自力で袋を開けてみる!
まもる。「左手も使いながら、そうそう。挟んだらそのまましといてもらったら」
支援機器でらっきょうの袋をつかんだトリスさん。ここまでは作戦通り!
まもる。:「相当固いな…」
しかし、予想以上に袋が固く、自力では開けられない…。そこで助っとを投入!
せめる。「あー開けられた!」
まもる。「らっきょうが今、出ました!」
せめる。「よかった~」
4人がかりで、なんとかクリア!
続いて、亀澤さんが開発した2本指の支援機器。検証するのは、まぁちゅんさん。言語障害があり、文字盤を使って会話をする。まぁちゅんさんがやりたいことは…。
せめる。「モンスターをボールでつかまえるやつっすよね。それっすよね。で、仲間にしていくってやつっすよね?」
(※大きくうなずくまあちゅんさん)
指で画面をスワイプし、モンスターをつかまえる人気ゲーム。自分の意思と関係なく、体が動いてしまうまあちゅんさん。大好きなゲームも手元が定まらず、満足できないことも…。そこで亀澤さんの支援機器を使って、モンスターをつかまえられるか挑戦!
支援機器でスマホをがっちり固定。安定した状態で画面をスワイプする作戦だ!
まもる。「固定された。どう? これで、まぁちゅんさん」
せめる。「これ、すごい、すごい」
まもる。「これはやりやすそう!」
バッチリ固定できた、まあちゅんさん。さらに操作しやすいよう、膝の上にスマホを置いて、ねらいを定める。
まもる。「どう?」
せめる。「つかまえました! いった!」
まもる。「よっしゃ!」
ここで最終問題!
支援機器を体験したまあちゅんさん、文字盤の代わりに「ある方法」で喜びを表現した。それは一体なに?
<スタジオ>
レモン:どうぞ!
エルフの答えは、うれしすぎて「アゲ~!」のポーズをとった。
ケンドーコバヤシさんは、「まもる。さんの髪を染め直した」。
レモン:さぁ出ました! アンビシャス!
小柴:これは僕のギャグの、「ナイジェリア〜、エジプト〜、お〜上海!」をした。
ケンドーコバヤシ:ふざけるな。ふざけるんじゃないよ!
小柴:こう、テンション上がりすぎて。
クイズの答え
<VTR>
せめる。「喜んでる!」
まもる。「勝利のダンスや。まぁちゅんさんの勝利のダンス」
正解は、「支援機器を使って喜びの舞を踊った」。
<スタジオ>
レモン:ということで、なんとおまけで、「アゲー」を正解にしまーす!
小柴:なんでなん?
ここで、トリスさんとまあちゅんさんに後日聞いた、検証の感想を紹介!
あずみん:まずはトリスさんから。「操作するのが楽しかった。(支援機器の)指先の握る力がもっと強いと良かった」。
続いてまぁちゅんさん。「操作のしかたがおもしろかったが、重くて持ち上げるのが少し大変だった」とのことです。
金丸:人に使ってもらいたいって作ったものなんですけど、自分の思っているように動いてくれなかったので、課題としてあって。僕は大学院に行くんですね。だから、その課題っていうのを、これから解決できたらなって思っています。
あずみん:使いたいと思うかどうかっていうのは、ほんまに人それぞれやから、もっといろんな当事者に使ってもらったりとか意見聞いたりして、さらにブラッシュアップしていったらいいんちゃうかなって。
玉木:「当事者に経験してもらう」を言い換えると、「当事者のニーズ」から始まるねんね。今やってくれたことの広がりとか幅とかができていってもらえたら、今回はよかったん違うかなって思ったな。
病気や障害のある人と一緒に考え行動することで、世の中がもっとアップデートされるかも!? バリバラ、次回もお楽しみに~!
※この記事は2023年6月2日放送「クイズ#ふつうアップデート スゴい研究SP」を基に作成しました。情報は放送時点でのものです。