バリバラ不動産〜障害者×家探し〜

NHK
2023年9月19日 午後4:06 公開

今回は、障害のある人に立ちはだかる家探しのバリアを検証する新企画「バリバラ不動産」。「ひとり暮らしをしたい」という車いすユーザーの女性の物件探しや、番組に寄せられた家探しにまつわる体験談をもとに、障害のある人の家探しを考える。

<番組の内容> 

▶︎「バリバラ不動産」障害者×家探しのバリアを検証!

▶︎ 借りる側も貸す側も大変?

▶︎実録!「不動産ガチャ」

▶︎ 不動産業界の変化

<出演者> 

鈴木紗理奈さん(女優・タレント)

田津原理音さん(芸人)

小暮理佳さん(脊髄性筋萎縮症)

川勝隆之さん(不動産会社代表)

まちゃみさん(視覚障害)

龔軼群(キョウ・イグン)さん(不動産・住宅情報サイト)

レモンさん(番組MC)  

玉木幸則(番組ご意見番)    

あずみん(番組コメンテーター)

「バリバラ不動産」障害者×家探しのバリアを検証!

<VTR>

田津原「おじゃましま~す」

新企画、バリバラ不動産! 障害のある人の家探しはいろいろ大変? きょうは、実際に物件を見に行くなど、盛りだくさんの企画で徹底検証! これから家探しをしようと思っている人にも参考になる情報が満載! 案内人はこの人! 

田津原「私が応援団長の田津原理音で~す!」

ことしのR-1グランプリのチャンピオン、田津原理音さん。そして、この企画に参加してくれるのは…

小暮「小暮理佳です。電動車いすに乗って、あと呼吸器をつけて生活しています」

小暮理佳さん27歳。今は、大阪の実家で両親と暮らしている。今回ひとり暮らしをするための家を探しているという。

小暮「(実家で)お母さんとかお父さんから介助を受けていて、ひとり暮らしをしたら好きなタイミングで外出したりとか料理したりしたい。パスタを作るのが好きで、ニンニクとかをじっくり炒めて料理したりとか…。ニンニクを炒めていると無心になれる」

田津原「ニンニクを炒めている時間が、無心になれる時間!?」

家探しの舞台は、大阪北部にある吹田市。すでに契約している物件があるそうだけど、もっといい条件のところがないか、探してみたいという。そんな小暮さんの希望条件は、こちら!

「キッチンに車いすで入れる」も入ってる!

川勝「こんにちは。川勝でございます」

物件を紹介してくれるのは、川勝隆之さん。「吹田市で知らない物件はない」という大ベテランが選んだ、えりすぐりの2軒を見に行く。

田津原「最高の家を見つけるぜ!!!」

電動車いすユーザーの小暮さん、福祉タクシーに乗り込み、早速、1つ目の物件へ。車で移動すること3分。

川勝「1軒目の物件がこちらになります」

田津原「こちらですね」

部屋に入る前に、車いすの車輪をきれいに拭いて…いざ、ご対面! ところが!

小暮「段差がありますね。結構(段が)高いですね」

部屋の入り口に高さ16センチの段差が。

小暮「(ヘルパーの)廣田さん。スロープをお願いします」

そこで小暮さん、自宅から持ってきた簡易スロープを敷いてみる。

小暮「行けるかも」

田津原「行けるかも! どう?」

小暮「行けた! 意外と行けた」

田津原「おじゃましまーす。広い! いい! きれいですね~」

小暮「きれい、たしかに日当たりもいい」

築15年のワンルーム。1階で日ざしもよく入るこちらの物件。家賃は、共益費込み6万5千円。なかでも、川勝さんイチオシのポイントが?

川勝「ちょっと閉めますね」

田津原「すごいやん!」

小暮「え~」

田津原「うわ!」

小暮「すごーい。自動だ」

窓に電動シャッターが標準装備! 1階の部屋でも、防犯対策ばっちり!

田津原「小暮さん、シャッター気に入ってません?」

小暮「シャッター♡」

田津原「シャッター♡ってなってる(笑)」

小暮「シャッター♡」

さらに気に入ったのは、レールのついたこちらの壁。

小暮「ポスターとか飾りたい」

小暮さんの趣味は、ポストカードやポスターなど、かわいい雑貨を集めること。壁一面にお気に入りの空間が作れそう。

いよいよ次は、キッチンへ!ひとり暮らしを始めたら、ニンニクを炒めたいと言っていた小暮さん…しかし!!

小暮「どう考えてもこれは無理」

田津原「無理?」

小暮「ここがきつい」

田津原「左側のタイヤぎりぎりですね」

この電動車いすのサイズでは、中へ入るのが難しそう…。残念! 実は小暮さん、自宅でもキッチンに入れず、調理はリビングでしている。キッチンで料理することが長年のあこがれだという。

田津原「ながめるだけで生殺しの状態ですよ」

小暮「ここからニンニクは切れないです」

田津原「(笑)そやな~こっからはニンニク炒められへんな」

<スタジオ>

レモン:きょうは障害のある人の家探しを大特集! ということでね、ゲストは鈴木紗理奈さん。

鈴木:お願いしま~す。

レモン:VTRみてどうでした?

鈴木:ふつうに家探すだけでもこんな家がいいな、窓がどうのとか、日当たりどうのあるけど、さらに車いすやと、段差のこととか見るところが多くなってなかなか見つけるのが大変やなと思いました。

レモン:思うよねえ~。小暮さん、1軒目の物件、ぶっちゃけどうでした?

小暮:VTRで映ってなかった建物の外に、段差がもう一個あったんです。雨の日とかだったら、屋根がないところだったんでぬれちゃうっていうのが、たぶんすごいストレスになるかなと思います。

鈴木:気軽に外出られなくなっちゃいますよね。

あずみん:しかも毎日のことやしね。

家探し後編

<VTR>

川勝「次の物件はこちらの物件になります。先ほどの物件よりも少し車いすが入れるんじゃないかな?」

続いては、築18年、間取りは1Kで1階の角部屋! 家賃は、共益費込み6万円。

小暮「窓がふたつあるんですね。窓が大きい気がします」

そして、もう1つのポイントは、壁一面に広がる大きな収納スペース。

小暮「これはでかいですね。棚とかを置いても」

田津原「ここに棚を置いて、どんどんいろんな形の収納にできますよね」

小暮「そうそう」

次は、小暮さんこだわりのキッチン。先ほどは、電動車いすで入れなかったけれど、今度は…?

小暮「おお! ここは行けますね。全然いけます」

田津原「これ、理想の向きなんじゃないですか?」

小暮「かんぺきですね!」

スペースが十分あり、電動車いすでキッチンに入れた!

田津原「ニンニク炒める想像してみます?」

小暮「例えばヘルパーさんだとして…」

田津原「ニンニクどこに入れたっけな?」

小暮「ここ」

田津原「これ? ニンニクある?」

小暮「下の袋の中に」

田津原「この袋? これいれますね〜オリーブオイル入れて」

小暮「ちょっと傾けてもらって。ああいい感じ。じゃあ火を止めてもらって」

田津原「もうちょっと炒めたほうがいいんじゃない?」

小暮「だめです」

田津原「もうちょっと…」

小暮「素人のくせに」

田津原「素人のくせにって。厳しい!」

希望条件を見事クリア~! と思いきや、小暮さん、あることに気づいた!

小暮「例えばヘルパーさんに待機してもらうってなったら、向こうにちょっと座っていてもらうとかできるかな」

実家では、ヘルパーや親の介助を受けている小暮さん。ひとり暮らしでは、ヘルパーに1日24時間、毎日来てほしいと考えている。その中で、ひとりで過ごしたい時は、ヘルパーに別室にいてもらおうと思っているけど、この物件は部屋がひとつだけ。

小暮「(ヘルパーが)ずっといてもらうことは生きるために必要なんですけど、ひとりになりたいときとかもあるけど、何かあったら呼んだらすぐに来てくれる距離も大事」

廣田(ヘルパー)「たぶん(ヘルパーに)気を遣われてしまうとかを考えると、やっぱり別々のほうがいやすいのかなと。私、暑がりなので(キッチンは)暑いだろうなって」

川勝「ひとつのお部屋の中で一緒にされていると思ってたので、分けるっていうことを知らなかったです。あとは4畳くらいお部屋があったらベストかなと」

今回の家探し、どちらも魅力的な物件だったものの、契約には至らず。しかし、これで終わりではない! 障害者の家探しのバリアはまだまだある!

バリア①「紹介できる物件が少ない」。今回、吹田市内の家探しを担当した川勝さん。小暮さんの条件に合う物件を、専門サイトで検索。すると10数件がヒット。しかし、ネットの情報だけでは車いすが入れるかわからない。そこで!

川勝「物件を探して現場確認、小暮さんが入れるかどうか、玄関の道路から部屋まで一軒ずつ見ていって、案内するまでに物件調査をしないといけないので」

建物に段差がないか。部屋やトイレに入れるか。1つ1つ現地を確かめた! 5日かけて見た結果、残った候補は、わずか3つ。

川勝「一般の方と比べて倍くらいの時間はかかると思います。途中大丈夫かなと思うくらい。そんなに難しく思ってなかったんですけど、すごい大変やなと思って…」

<スタジオ>

借りる側も貸す側も大変?

レモン:プロフェッショナルの目で見ても、やっぱり車いすユーザーが使える物件って少ないですか?

川勝:ほとんどないですねえ。

レモン:えぇ!?

川勝:高齢者のマンションはあるんですよ。小暮さんが、ストレスフリーのマンションはあるんですけど。ただ家賃が小暮さんの希望通りにはいかないですよね。

小暮:すごい、大変だろうなっていうことは思ってました。

バリア②「住める地域が限定される」

今回、家探しのハードルとなったのは、「吹田市内」という条件。小暮さんは、「重度訪問介護」という障害福祉サービスを利用して、生活に必要な介助を受けている。

住みたい地域でサービスを受けるには、各市町村へ利用の申請を行うんだけど、本人が希望する時間と、市町村が出す支給決定時間が一致しない場合がある。そのときは、希望がかなうまで「交渉」をすることになる。ところが…。

小暮:その交渉を吹田市と、かれこれ1年近くやってて。それをやりつつ、今回家探しをするってなったんで、引っ越せないんです。ほかのところに行くってなると、またイチから。

鈴木:1年あったらひと恋終わってますもんね、ごめんなさいね。

田津原:ここまでいかがでしたか?

玉木:言いたいこといっぱいあったんやけど、今回は、川勝さんが親身になって物件を探してくれたから、こういう企画もできたんやと思うねんな。

田津原:はい。

玉木:でも、実際は、結構「ハズレ」を引くことが多いねんな。「ハズレ」って言うたらわかりにくいけど、話聞いてくれへんとか。「無理、無理」って言うところもあるっていうことなんやな。

田津原:私たちは、これを“不動産ガチャ”と名付けました。

家探し最大のバリア「不動産ガチャ」。いい物件や不動産担当者になかなか出会えない…。バリバラではこれを「不動産ガチャ」と命名。

あずみん:大家さんとかオーナーさんが、“ちょっと車いすで家に入るのは”って断られたこともありますし。

高橋「精神的な障害があるから物件を選べなくて当たり前だみたいな対応をされた」

番組で障害のある人、58人にアンケートや取材をしたところ、「家探しで困った経験がある」と答えたのは、76%! ここからは、当事者が実際に体験した不動産ガチャにまつわるエピソードを紹介! まずは、

まちゃみ:「君と契約が成立する時間があったら、3人くらいと契約が成立するんだよ」みたいに言われたこともあります。

視覚障害のある、まちゃみさんが上京したときの体験談をR-1グランプリチャンピオン・田津原理音さんが紙芝居で紹介~!

<スタジオ>

実録! 不動産ガチャ

田津原:はいどうも、田津原理音です。お願いします。ありがとうございます。

みなさん。早速ですけども、まちゃみさんという方が実際に体験した不動産ガチャのお話です。 それでは早速見ていきましょう。まちゃみさんです。東京の街なかを歩いています。

あ、不動産屋さんに入りました。いいですね。

あ、担当者の方が来てくれました。えー、いらっしゃいませー。ねー、言ってねー。

そしてね、まちゃみさんね、用件を伝えようとするんですね。あのー…。

え! すみませんあのー、目が見えないかはちょっとお引き取りください。

まだあのーしかいってないけど!? そんな門前払いなことあるんですか。

でも、くじけるわけにはいきません。2件目、行きましょうね。スタッフさんも来てくれました。でもね、目が見えないですっていうことをお伝えしたとたんですね、

え、え、え、目が見えなくて、え、どうやって生活しているんですか?ガス使ってやけどして火事になったらどうするんですか?

デリカシー知らん!? デリカシーがないとかじゃなくて、デリカシーを知らない、あなた。すごい失礼なこと言ってる。まだまだこのスタッフさん止まりません。

えー、でもね、階段とかで怪我されたり、火事があったりしたら困るので、あなたが1人で暮らすのは…。でも、あの、一応物件を探してみますね。

なんか1人で勝手にまとめられた!? こっちの意見1個も聞いてないけど、勝手に話進めんといて!

あ、でもよかったですね。やっと受け入れてくれる大家さんが見つかったみたいです。よかったですねー。

まだなんかあるの?すごい神妙な顔してるんですけども。最後にこのスタッフさん、衝撃のひと言を言うんですね。

これね。あのあのあの、あなたの目が見えないと、あの大家さんに信用してもらえないかもなんで、

あのー、失礼ないように菓子折もってあいさつに行ってください。

ずっとあなたが一番失礼よ!?

でもね、ここでひきさがるわけにはいかないので最後、菓子折を恐る恐る持って行ったんですけど、大家さんがすごくいい人だったので受け入れてもらえました。これが不動産ガチャのまちゃみさんのお話でした。どうもありがとうございましたー。

レモン:ここからは体験談を寄せてくれましたまちゃみさんにも参加してもらいます。よろしくお願いします。

まちゃみ:よろしくお願いしまーす。

レモン:菓子折持っていきなさいよって言われた時、どんな気持ちやった?

まちゃみ:不動産を探しに行くのに、菓子折って結びつかなかったので、「なんで私が?」って思いました。

レモン:そう思ったら信用されてない、大人扱いされてないな、みたいな。

まちゃみ:子どものころから障害と見栄えがくっついて、子ども扱いみたいなのされることはしょっちゅうあったので。せっぱ詰まっているんですよ。考えにまひが起きていて、菓子折でどうにかなるんだったらとか、それさえ出せばなんとかなるんだったらいいだろうっていう。

さらに、番組アンケートにはこんな声が寄せられた。

あ太郎さん、知的障害。「大家さんの態度が無愛想で、見学の時はずっとひそひそと職員さんとお話されていました」

ゆきんこさん。「精神障害者には貸せない。どうやって家賃を払っていくつもりだ? 近くに親族は住んでいないのか?」といった言葉を、やつぎばやにぶつけられて、ひどく傷つきました…。

続いては、虐待から逃れるなど、生活のサポートが必要な人たちの住まい探しなどを支援している高橋亜美さんのお話。

高橋「うちにたどりついてくれた20代前半の女性で、そこから逃げて生活保護を受給することができて、いくつかひとりで不動産に行ったっていうけど、生活保護があって精神障害があって働くことができないなら案内できる物件はここだけしかないみたいな。それがいやだったら別の不動産に行ってくれみたいな。そういう対応をされたからひとりで不動産屋に行くのはとてもこわい。自分が責められるような、精神的な障害があるから物件を選べなくて当たり前だみたいな対応をされた」

「紹介できる物件はここだけ」と言われ、契約した女性。ところが、その物件は…

高橋「家の中が真っ暗な状態だっていうことで、とても狭い空間で光も入ってこないような住居に住んでいる。せっかく親から逃れて、ひとりで暮らせる家も安心して暮らせないという。やっぱり精神障害のイメージがすごく先行している、『とても怖い』『大変な症状を抱えている』っていうふうに思われている不動産屋さんはあるなというのは思った」

<スタジオ>

鈴木:何にも知らないんだなと思いましたね。イメージだけ先行して、勝手に決めつけて、分断してるような印象で。結構問題山積みやなと思って。

レモン:この女性、今どうなったんですか。

あずみん:現在この女性はですね、高橋さんの団体のサポートを受けて、別のおうちに引っ越して暮らしているそうです。

レモン:よかった。

川勝:不動産業界代表してすいません。

レモン:別に代表せんで。全部背負わんでもええがな。

川勝:現実的に。このVTRは現実的にあることだと思います。そういう業者さん、担当者にあたったらもうこっちから「結構です」と。断ったらいいんですよ。いい担当者さんはどっかにいてるんで。    

不動産業界側の変化

障害のある人たちに立ちはだかる家探しのバリア。一方で、業界に変化の兆しが。大手不動産・住宅情報サイトの龔軼群(キョウ・イグン)さんに話を聞いていく。

レモン:障害がある人の家探しに、消極的な不動産業界の人って、結構いらっしゃるんですか?

キョウ:そうですね、多いと思います。内見するときに、「自分たち介助できないんですけど大丈夫ですか」って聞かれたりとか、なかなかそこは現実的には…。ただ、最近結構全国で、部屋がいっぱい空いちゃってるんですよ。

レモン:はい。

キョウ:結構高齢者とか、高齢者の方も車いすになったりするので、そこに対応をしていこうってところで。私たちのほうでセミナーとかいろいろやってたりするんですけど、オーナーさん向けに。

レモン:素晴らしい。

キョウ:視覚障害だったらIH調理器にすれば火事起きないですよねとか、いろんなお話をさせていただくと、不安が解消されるってケースも多くあります。

さらに、障害のある人だけでなく、家探しが難しい人に向けたサービスや制度も生まれてきている。キョウさんの会社では、4年前から業界に先駆けて独自の不動産会社検索サービスをスタート。障害者や外国籍、高齢者など、9つのカテゴリーがあり、個別の事情をくんでくれる仲介業者を紹介してくれるサービスだ。

続いては、障害のある人などが利用できる「居住支援法人」。

家探しや入居までの手続き、さらに入居後の見守りなど様々なサポートをしてくれる。居住支援法人は、国の制度に基づいて全国の都道府県で活動している。

ところが、こうした情報が当事者に十分行き渡っていないという課題が…

鈴木:これみなさん知ってた?

小暮:居住支援ってやつは、知らなかったです。

まちゃみ:全然知らなかった。自力でやらなきゃいけないものだと思い込んでました。

レモン:玉木さんどうなんですか?

玉木:障害者も家が借りられるっていう前提にまずは社会的になってないっていうことがひとつと、障害者がサポートの制度とか仕組み、それから、優しい不動産会社に出会いにくい問題もあって、不動産会社からもお客さんに出会った時に「いっしょに調べましょか」みたいな、ひとことがあるだけでみんなたぶん変わっていくんやんか。

レモン:小暮さんはどうでしたか?

小暮:今回、障害者の家探しってことだったんですけど、ほかにも保証人がいない人とか、施設から出た人とか、あとはLGBTQのカップルとか、家探しに対してすごく困難がある人たちのことを、不動産業界の人だけじゃなくて、多くの人に知ってもらって、社会全体で考えていけたらいいなと思いました。

川勝:今後、明日じゃなくて10年後にこの話が普通に、家を借りましたということをみなさんが言えるような業界、団体もそうだし、建設会社もそうだし、オーナーもそうだし、それに対して協力できる、してくれる方々がいらっしゃれば、一歩でも進んでいくかと思います。

きょうはここまで! 次回もお楽しみに~!

※この記事は2023年9月15日放送「バリバラ不動産〜障害者×家探し〜」を基に作成しました。情報は放送時点でのものです。