英雄たちの選択

日本の運命を決めた「選択」に迫る!

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時代をひらいた博物大名たち

18世紀は、世界的な博物学の時代。江戸の大名の間でも、魚類・鳥類・昆虫などの図鑑を作らせる、いわゆる「博物大名」が次々に出現し、新しい時代を切り開いていく。 四国・高松藩の殿様は、海の魚にこだわり、「衆麟図」という海の魚の図鑑を作らせた。本物をそのまま写し取ったようなその姿は、図鑑というより精緻な工芸品を思わせる。一方、幕府要人・若年寄の堀田正敦は、日本の鳥の大図鑑を作ろうとしていた。漂流民からロシアに鴈の生息地があることを知った正敦。緊迫した北の海の情報は、国家の重要機密でもある。その情報を図鑑に盛り込むか正敦に選択が迫られる。

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