イッピン

土の持つ力を生かす 〜福井・越前の焼き物〜

初回放送日:2022年12月16日

幅1ミリにも満たない極薄のさかずき。落ち着いた銀色のモダンな皿。どちらも福井の陶芸家の手になるもの。地元の人たちの協力を得て土と釉薬を開発し、技に工夫を重ねた。 越前焼の伝統を引き継ぐ、福井の陶芸家たちの新たな挑戦を描く。幅1ミリにも満たない飲み口のさかずき。陶器では限界といわれる薄さだ。ある人物が、開発されたばかりの、粘り気のある土を使ってほしいと持ち掛け、陶芸家の意欲をかきたてた。そして、落ち着いた銀の発色で、モダンなたたずまいの皿。その秘密は、すずりに使われていた希少な石を釉薬に使ったこと。挑戦のきっかけを与えたのは、やはり地元の人だった。

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