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万葉びと、その生と死と (5)無念の死を語り伝える

初回放送日:2024年5月5日

今回は孝徳天皇の皇子で、謀反の企てありとして捕らえられ、無念の死を遂げた「有間皇子(ありまのみこ)」の悲劇を取り上げます。有名な松の枝を引き結ぶ歌は、護送中に自らの死を予見し、自分は無実であるという気持ちを込めて詠んだ歌です。國學院大學文学部教授(特別専任)上野誠さんが、多くの歌人によって詠み継がれてきた「有間皇子」の死の意味を考え、その歌を読み解きます。死者への最大の供養とは何かを語ります。

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