お知らせ

この番組について

日々、SNSで思いを発信している皆さん、ご自身の言葉遣いに満足していますか? この番組では、言葉の表現が巧みな作家の皆さんに集まっていただき、日ごろからどんな工夫をしているのか、また印象的な表現が送り手の意図と受け手の印象でどんな違いがあるのか、など語り合っていただきます。また、「作家」という職業とご自身の人生の距離感などについてもお話を伺います。手書きにしても、PCやスマホで打つにしても、文章や言葉遣いなど、皆さんの参考になる何かがきっとありますよ。

  • 出演 小池真理子 (作家)

    1952年東京生まれ。成蹊大学文学部卒業。1989年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。以後、1995年『恋』で直木賞、1998年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、2012年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞。長編はもちろん、短編小説やエッセーの名手としても知られる。最新のエッセーは、夫で作家だった藤田宜永氏の闘病と死別を綴り、読者の圧倒的共感を集めた傑作『月夜の森の梟』。

  • 出演 村山由佳 (作家)

    東京都出身。立教大学文学部卒業。会社勤務などを経て、93年に『天使の卵エンジェルス・エッグ』で第6回小説すばる新人賞を受賞し本格的に作家デビュー。1994年にスタートした青春恋愛小説「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズで描かれた爽やかなラブストーリーは今も多くファンに親しまれている。2003年に『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。09年には『ダブル・ファンタジー』で大人の濃厚な恋愛を真摯に描き、第22回柴田錬三郎賞、第16回島清恋愛文学賞、第4回中央公論文芸賞を受賞。その後も貪欲に新境地に挑み、様々な女性の生き様をリアルに描いており、2021年には伊藤野枝の壮絶な人生を描いた「風よ あらしよ」で第55回吉川英治文学賞を受賞。その後も『ある愛の寓話』『Row&Row』など、次々と意欲的な作品を世に送り出している。

  • 出演 千早 茜 (作家)

    1979年北海道生まれ。幼少期をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。2008年『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作にて第37回泉鏡花文学賞を受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞を受賞。23年、戦国末期の石見銀山を舞台に一人の女性の不屈の生を描いた『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞。著書に『男ともだち』『神様の暇つぶし』『ひきなみ』など多数。自身がこだわる食を描いたエッセイ「わるい食べもの」シリーズも人気。最新作は『赤い月の香り』。

放送

  • NHK FM