7月27日のニュース7では、ビッグモーターによる保険金の不正請求問題をめぐる新事実や記録的な大雨による秋田市の浸水被害規模が過去最悪となる見通しとなったことなどについてお伝えしました。
ビッグモーター前副社長が損保企業に一時在籍
ビッグモーターによる保険金の不正請求問題で新たな事実がわかりました。会社と損害保険会社との関係が焦点となる中、創業者の長男で引責辞任した前の副社長が一時、損害保険大手「損害保険ジャパン」の前身の企業に在籍していたことがわかりました。
関係者によりますとビッグモーターの兼重宏一前副社長は大学を卒業後、2011年4月から翌年の6月にかけて「損害保険ジャパン」の前身企業の1つ「日本興亜損保」に在籍し、経理などを担当していたということです。「損害保険ジャパン」はこの年からビッグモーターに出向者を出していて両社の関係が深まった経緯が焦点となります。
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秋田市の床上浸水 過去最悪の見通し
記録的な大雨による秋田市の浸水被害で住宅の床上浸水は、確認できただけでも1077棟にのぼっています。市は、今後も調査を続けるためその規模は記録が残る中で過去最悪となる見通しです。
秋田市の災害対策本部の会議では、被害が想定される地域の住民、およそ2万5000世帯の調査結果が報告されました。訪問できたのは、およそ4割の1万1000世帯余りで、このうち▽床上浸水が1077世帯▽床下浸水が910世帯▽床上もしくは床下浸水の被害とみられるのが307世帯で、あわせて2294世帯で浸水被害が確認されました。市の記録では昭和30年の大雨で1139棟が床上まで水につかったのがこれまでで最も大きな被害だということです。