「愛ちゃん悪役令嬢に転生する」

読書中に、おじゃる丸の烏帽子(えぼし)の中にすいこまれてしまった愛(あい)ちゃん。気がつくと、ステキな舞踏会(ぶとうかい)の会場に立っていた。「もしかして、お姫(ひめ)さまに転生(てんせい)したのかしら?」そう思って鏡(かがみ)を見ると、ハデな色のドレスを着(き)て、いかにもワルそうな顔をした自分がうつっている。そう、愛ちゃんはお姫さまのライバル・悪役令嬢(あくやくれいじょう)に転生していたのだ。