おじゃる丸が目をさますと、ロープでぐるぐる巻(ま)きにされていた。浜辺(はまべ)でねているうちに、見知らぬ島(しま)に流(なが)されたらしい。島の人たちは月光町の人たちそっくり。だが、とても小さい。巨人(きょじん)となったおじゃる丸はまったりあわてず、おなかがすいたと島の人たちをふり回す。巨人が進撃(しんげき)し、あばれだしたらたまらない。島の危機(きき)に、人たちは勇敢(ゆうかん)に立ちむかう。
© 犬丸りん・NHK・NEP