カルチャーラジオ 歴史再発見

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カント哲学と現代 平和論が私たちに問うもの(11)

初回放送日:2024年6月11日

今回のテーマは、「理性と利己心 ― カントの歴史哲学2」。カントが展開してきた歴史哲学の中心には、戦争があったからこそ、国家の法的な状態が作り出されてきたという、逆説のダイナミズムへの注目があります。「人間の不和を通じて融和を作り出そうとする」自然の働きがあると述べているのです。利己心に基づいた自国の利益追求が、結果的に戦争を抑止し、平和を強固にするという、自然のメカニズムについてお話しします。