声でつづる「昭和」
「教養特集 文壇よもやま話」昭和28年1月6日 R2 聞き手:嶋中鵬二(当時中央公論社社長) 作家の永井荷風は東京小石川の生まれで、神田の外国語学校に入りました。しかし病気と留年で学校生活に興味を失い、作家の道に進みました。24歳の時にアメリカに渡り、その後フランスに行って西欧の文化を吸収しました。昭和28年1月にラジオ第2で放送された「教養特集 文壇よもやま話」では、中央公論社社長の嶋中鵬二さんとの対談で、作家になるまでの様々な体験や、欧米から帰国してからの生活について語っています。
「ラジオ深夜便 母を語る」平成9年8月19日 R1 聞き手:遠藤ふき子アナ、「放送文化賞受賞者に聞く」昭和63年3月22日 聞き手:児玉士誠アナ 俳優の北林谷栄は、幼いころに亡くなった母親に代わって父方の祖母に育てられます。女学校を卒業した後、文学座の前身の築地座に通う内に研究生となり、戦後は滝沢修や宇野重吉などと劇団民芸の前進を立ち上げました。その後宇野の勧めで老け役を演じ、個性を発揮しました。平成9年8月に放送された「ラジオ深夜便、母を語る」では自分の生い立ちや老け役を演じる味わいなど自身の俳優人生を振り返って語っています。
この番組では、これまでNHKで放送してきた番組や保存している音声資料の中から、昭和という時代を生きた人々を取り上げ、その人物像や歴史的意味をたどります。解説はノンフィクション作家の保阪正康さん、聞き手は宇田川清江さんです。
毎週月曜日 午後8:30
毎週月曜日 午前10:00