「腰痛のトリセツ(取扱説明書)」ダウンロードはこちら👇
https://www.nhk.or.jp/program/torisetsu-show/2023_youtsuulowbackpain.pdf
【トリセツ01 長引く・繰り返す腰痛…原因は腰だけにあらず!?重要な胸・股関節・脳の役割】
現代的な生活が腰痛につながっている可能性が!
胸・腰・股関節を動かす筋肉たちが連携しバランス良く動けば、腰への負担が分散し、腰痛にはなりにくいと考えられています。しかし、長時間のデスクワークや運動不足により、胸や股関節を動かすための筋肉が硬くなったり、弱まったりするなどして、うまくコントロールできなくなることがあります。胸と股関節が動かない分、腰に負担が集中してしまうのです。
腰に負担のかかる動きのクセ 原因は脳!?
腰よりも先に胸などが動くことが何度も重なると、筋肉や椎間板、神経を痛めて腰痛になってしまうことがあります。カギは、筋肉を動かす信号を出す司令塔の役割を果たす「脳」。脳から、筋肉を正しく動かす信号が出せず、「腰に負担のかかる動きのクセ」がついている可能性があるのです。
【トリセツ02 世界が注目する腰痛改善メソッド モーターコントロールエクササイズ 】
ポイント 正しい動きを繰り返して脳を教育!
運動療法のひとつであるモーターコントロールエクササイズは、体だけでなく脳にも働きかけることが特徴です。モーターコントロールエクササイズでは、腰は動かさず、胸と股関節をしっかりと動かすように指導されます。こうした動きを繰り返すことで、脳が腰にちゃんと準備をするように指令が出せるようになり、胸・腰・股関節が連携して動く「腰に負担のかからない動き」を手に入れることができるのです。
さまざまな腰痛の中でも、
・3か月以上症状が続く慢性腰痛に悩んでいる方
・年に何度もぎっくり腰を繰り返している方
に対して有効だとされています。
モーターコントロールエクササイズを試したいと思ったら・・・
☝ステップ❶…理学療法士がリハビリを行う整形外科を探す
☝ステップ❷…自分の腰痛の原因が何なのかを相談
腰痛に有効な運動療法には、筋力トレーニングやストレッチ、有酸素運動などもあります。自分に合った方法が何なのかを知りましょう。
☝ステップ❸…自分に合った方法を専門家の指導のもとで実践
モーターコントロールエクササイスが合っていると医師や理学療法士が判断したら、正しいやり方を指導してくれるはずです。
*注意事項*
間違ったやり方だと逆に腰を痛める可能性があります。自己流で行うのはやめてください。
慢性腰痛の治療法 認知行動療法について
慢性腰痛の原因にはストレスなどによる心因性のものがあり、そうした心因性の慢性腰痛には、「認知行動療法」と呼ばれる治療法も推奨されています。心因性の腰痛の原因は、脳の痛みを感じる部位の不具合が原因だと考えられています。
認知行動療法では・・・
日記をつけるなどして腰の痛みの少ない動作やタイミングを見つけます。そうして、痛みを気にせずにできることを増やしていき、自信をつけることによって、脳の痛みを和らげる部位の活性化を目指す治療です。
・痛みの専門外来
・公認心理師や臨床心理士のいる医療機関
で治療を受けることが可能です。
専門家監修 自宅でできる!
モーターコントロールエクササイズ7選
股関節編 エクササイズ ❶ レッグリフト
股関節編 エクササイズ ❷ ヒップローテーション
股関節編 エクササイズ ❸ サイドラインレッグキックプレパレーション
股関節編 エクササイズ ❹ スタンディングレッグキック
胸編 エクササイズ ❺ スパンツイスト
胸編 エクササイズ ❻ マーメイド
胸編 エクササイズ ❼ スワン
情報満載!トリセツショーInstagram はこちら👇
https://www.instagram.com/nhk_torisetsushow/ (※NHKサイトを離れます)※別タブで開きます