「リンパ」のトリセツ

NHK
2023年6月22日 午後7:52 公開

「リンパのトリセツ(取扱説明書)」ダウンロードはこちら👇(改訂版に更新しました)

DLすれば印刷可能!

【トリセツ01 健康と美の鍵を握るリンパ】

Point 近年 世界的に注目を集める「リンパ」

近年リンパの研究が進み、リンパがアルツハイマー病緑内障腸炎心疾患肌の老化 など私たちの健康に深く関係していることが分かってきました。

下の写真は、睡眠中にリンパが流れ、脳の老廃物を洗い流している様子です。
この働きが衰えるとアルツハイマー病につながる可能性が報告されています。

■リンパの役割は体の下水道&免疫の要

リンパ管は全身網目状に張り巡らされ、末端(頭や手足の先)から鎖骨の下一方向に流れています。リンパが健康と美に深く関わる理由は、その役割にあります。

★役割① 体の下水道

リンパ管」は全身の細胞から不要な水分やタンパク質・脂質など大きな老廃物を回収します。水分は血管にも回収されます。老廃物はリンパ管を通る間に主に白血球に分解されて、 きれいな状態で鎖骨の下の静脈に合流します。

★役割② 免疫の要

 「リンパ節」(下図のところどころにある黄色の粒) で体の中に入ってきた病原菌などをせき止め、免疫細胞で攻撃します。風邪をひいて「リンパが腫れる」のは免疫がそこで働いているからです。

【トリセツ02 リンパの渋滞はむくみを引き起こす】

■Point むくみの正体は“回収できない水分”

5時間立ち続けてむくんだ足をMRIで撮影すると、足の外側の組織が太くなり白い部分が増えているのがわかります。この白い部分は体の組織にたまった水分なのです。

なぜむくむ?リンパは滞りやすいシステム

血液はポンプとなる心臓によって速く流れるのに対し、リンパは、と周りにある筋肉によってゆっくりと流れます。

歩くなどして周りの筋肉が動くとリンパ管の中の液体が動き、それが逆流しないようが食い止めているのです。そのため、ゆっくりとしか進まないのです。

血液は全身を40秒ほどで一周するといわれるのに対し、リンパは足先から鎖骨まで数時間かかるといわれています。流れの遅いリンパ重力に弱く、立ちっぱなし、座りっぱなしだとすぐに渋滞を起こします。

すると、体にたまった水分が回収されにくくなり、むくみが起きるのです。

※むくみはリンパだけでなく 血管、心臓、腎臓、代謝疾患に由来することもあります

【トリセツ03 リンパはやさしく 鎖骨に向かって一方向に流す!】

Point リンパケアの“力加減”と“方向”

リンパを流すポイントは2つ、

①“やさしくなでる”くらいの弱い力で、

リンパが流れる方向(末端→鎖骨)に流す

■どうして?“正しいリンパの流し方”

①“やさしくなでる”ので十分なのは、リンパ管が皮膚の表面ギリギリまで張り巡らされているからです。下の写真の緑色の線はすべてリンパ管です。

②“リンパが流れる方向(末端→鎖骨)に流す”のは、リンパ管に2~3mm間隔で逆流を防ぐがあり、その方向にしか流れないからです。

リンパ浮腫」の治療でリンパを流す現場を見てみると、リンパの流れの方向に沿ってなでると流れますが、逆方向になでると流れません。

【むくみ解消に!5分でできる!リンパよしよしケア】

★読みにくいという方はこちら👇リンパよしよしケア【顔編】ハウツーページ

★動画でもご紹介!リンパよしよしケア【顔編】

https://movie-a.nhk.or.jp/movie/?v=pi69g876&type=video&dir=IRV&sns=true&autoplay=false&mute=false

★改訂版で追加!【目周り編】

★読みにくいという方はこちら👇リンパよしよしケア【足編】ハウツーページ

★動画でもご紹介!リンパよしよしケア【足編】

https://movie-a.nhk.or.jp/movie/?v=bxjzhtk1&type=video&dir=IRV&sns=true&autoplay=false&mute=false

「むくみ」に関するさらなる情報はNHK健康チャンネルで!

★「代表的な血管由来のむくみ」はこちら

★「危険なむくみの見分け方」はこちら

情報満載!トリセツショーInstagram

https://www.instagram.com/nhk_torisetsushow/ (※NHKサイトを離れます)※別タブで開きます