お別れホスピタル

誰にも訪れる死を静かに見つめる。でも、新しい一日はここにもあります。

別冊「お別れホスピタル」

スタッフが取材・医療の現場で体験してきたあれこれを、随時掲載していきます！

最終回「アドバンス・ケア・プランニング　人生会議」

公開：2024年2月27日(火)午前9:54

「お別れホスピタル」最終話ありがとうございました！全４回の放送いかがでしたか？主人公・辺見歩（岸井ゆきの）とともに療養病棟での患者さんとのストーリーや、辺見の家族との関わり合いから ”死ぬこと”、そして”生きること”を考えた方も多かったと思います。それはご自身のことかもしれませんし、ご家族や親しい方のこと、あるいは少し疎遠になっている方のことかもしれません。しかし、自分ではこうありたいと考えていても最後まで自分自身で決め切るのは難しい現状もあります。では、どうしたらより自分らしく生き抜けるのか。こういったことを考え、そして周りの人に伝えておくことが今、とても重要とされ...記事を見る

第４回「看護師の声掛け・看護師が療養病棟を選ぶ理由」

公開：2024年2月20日(火)午後6:18

「お別れホスピタル」第３話もありがとうございました！ドラマでは描かれることの少ない”療養病棟”。オペが行われたり、救命救急があったりする急性期病棟とも、介護施設とも、また違った場所です。療養で働く看護師さんについて取材で見聞きしてきたことを今回のコラムではお伝えします！まずは取材！　実際の療養病棟へ伺うと… 今回のドラマを制作するにあたって、実際の療養病棟への取材を始めました。そこでまず感じたのは病棟全体が思っていたより”静か”であること。いわゆる”病院”では医療機器が鳴っていたり、ナースコールが鳴ったり、話し声が聞こえたり、出歩いている方がいたり。でも...記事を見る

第３回「口から食べるということ」

公開：2024年2月14日(水)午後0:35

「お別れホスピタル」第２話をご覧いただきありがとうございました！ ”愛は残酷”という副題通り療養病棟で繰り広げられるそれぞれの愛のかたちが見える回になりました。そして第２話の裏テーマは”食べること”。今回のコラムでは食べること、特に”口から食べること”について書きたいと思います。嚥下（えんげ）とはドラマにも出てきたように療養病棟では口から食べることが難しい患者さんがいらっしゃいます。これは嚥下（えんげ）機能の低下によるものです。嚥下とは飲み込む力のことで加齢や病気によりこの機能が低下し、うまくごっくんができないと本来、食道から胃に運ばれるはずの食べ物や水分が気管へ...記事を見る

第２回「摂食障害」

公開：2024年2月5日(月)午後6:29

第１話の放送、楽しみいただけましたでしょうか？療養病棟の日常を描いた「お別れホスピタル」。看護師・辺見歩が目の前に訪れる”死”を考えていきます。療養病棟での出来事がストーリーのほとんどを占めますがもう一つ主人公・辺見歩に大きな影響を及ぼすのが辺見の家族です。摂食障害を抱え、自傷を繰り返す辺見の妹・佐都子（小野花梨）、その様子にもう手がつけられず辺見を頼るしかない母・加那子（麻生祐未）。別冊ホスピタル第２回はこの”摂食障害”について少しご紹介します。 ”摂食障害”とは今回、このドラマを制作するにあたり摂食障害に詳しい専門家の方と、当事者の方にお話を伺いました。...記事を見る

第１回「一番“身近な”お別れの場所～療養病棟～」

公開：2024年1月23日(火)午後2:27

皆さんは、医療ドラマをよくご覧になりますか？医療ドラマといえば、緊迫のオペシーンや、大規模な救出劇、医師同士の対決…などを思い浮かべる方も多いと思います。でも、これからお届けする「お別れホスピタル」は、そういった劇的なシーンは登場しません。ちょっと違った切り口の、“最前線”の医療ドラマです。物語に登場するのは、病が治る見込みが低い中で、“死”と向き合う多様な患者さんと医療者たち。積極的に根治を目指す医療ではなく、治療を続けながら限りある命を支えていく医療に光を当てます。ドラマは、その現場の一つ「療養病棟」と呼ばれる場が舞台です。 ―――死ぬってなんだろう。日々“死”と...記事を見る

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