この番組について

百年前に恋が実らず死んでいった男と女が、百年後の幕末、男は生まれ変わり、女は成仏できず幽霊のまま出会ってしまう。 【原作】 山本周五郎 「ゆうれい貸屋」 【脚本】 宮村優子/福田卓郎 【音楽】 佐橋俊彦 【語り】 ジョン・カビラ 【初回放送】 2003年6月6日~7月4日 総合テレビ 金曜 よる9時15分~10時00分

出演者・キャストほか

  • お染 (鶴田真由)

    弥六との愛を成就できず非業の死を遂げ、成仏できないでいる美しい辰巳芸者の幽霊。百年後の江戸時代末期に、生まれ変わった恋人・弥六を探し当て、再び愛してもらうことで成仏しようと願っている、せつなき幽霊。

  • 弥六 (風間杜夫)

    やんぱち長屋に住む江戸っ子の桶屋職人。お染とは百年前の前世で固い契りを交わしたのだが、そのことを弥六は思い出せないでいる。いつの間にか、お染にひかれながら”ゆうれい貸します”なる商売を始め、持ち前の優しさと正義感で難(珍)事件を解決していく。

  • (朝丘雪路)

    お染の母幽霊・絹。生前、娘のお染を辰巳に奉公に出したのだが、死に目にも会うことが出来なかった無念さから幽霊になった。お染の思いが成就することを、文句を言いながらも、優しく見守り、時には叱る、偉大な母幽霊である。大福が好物。

  • みつ (乙葉)

    お染を”染姐さん”と慕う幽霊。幽霊にしておくのがもったいない?ぐらいの色気を持っているが、少しほれっぽく飽きやすいのが欠点。実は、武家のお嬢様で、訳あって成仏できずに現世をさまよっている。

  • 伊助 (金子貴俊)

    やんぱち長屋の住人。一緒に住んでいる母・お勘と、隣に住む弥六の独り言(実はお染たちと話している)を隙間からのぞき見て、不審に思っている。気風のいい弥六を兄貴と慕っている。

  • 平作 (左とん平)

    弥六が住むやんぱち長屋の大家。長屋の住人たちから恐れられているが、実は人情に厚い気のいい男である。毎回弥六の元にたな賃がたまっているのを取りに来るのだが、いつもはぐらかされている。

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