冬・祇園

初回放送日：2024年2月12日

ベンガラ格子、犬矢来、鴨川の流れ…「かにかくに祇園は恋し」と歌に詠まれ、四百年の歴史をつづってきた祇園。冬は舞妓が勢ぞろいする総見、新年のあいさつをする「ことはじめ」、京都の春の風物詩「都をどり」の稽古などの行事が続き、その伝統が一段と華やぐ季節である。それを陰で支えるお茶屋の女将や男衆、仕出しの料理人、かんざしやおちょぼ作りの職人など、祇園の情緒と格式を守り続けている人々の営みを描く