1994年
監督:ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス、ロビン・ライト
アラバマ州に生まれたフォレスト(ハンクス)は、知能指数が低く、脚の矯正器具なしには歩けない少年だった。小学校ではいじめを受けるが、ジェニー(ライト)という少女だけは助けてくれた。
いじめから逃げてばかりいたフォレストだったが、ある時矯正器具が外れ、驚異的な脚の速さを持っていることが判明する。その脚力により、大学のアメフトで全米代表に選ばれて、ケネディ大統領に面会するまでになった。
彼はベトナム戦争に志願するが脚の速さはここでも生き、親友バッハを失う不幸に見舞われながらも仲間を助ける。さらには野戦病院で始めた卓球でも米国代表選手となり、今度はジョンソン大統領から勲章を受け取る。
帰国後、ついに念願だったジェニーとの生活を始めるが、長くは続かない。失意に沈んだ彼は再び走り始め、ついにアメリカ大陸を横断してしまう。
ピュアな気持ちを持ったまま、アメリカ現代史のさまざまな場面を文字通り駆け抜けるフォレストの姿は、良くも悪くもアメリカ自身の理想の自画像であるかのようだ。