この番組について
家族と幸せに暮らしていた少女ミラは、突然やってきた戦争に巻き込まれながら、見知らぬ人に救われ、ともに希望を見つけていきます。第二次世界大戦の出来事に着想を得て、アメリカ・カナダ・イタリアをはじめ、35か国・350人のクリエイターの協力で作られました。 ミラが象徴するのは、時代を問わず、戦火にさらされたすべての子どもたち。誰にでも伝わるように、セリフがなく、音声は音楽と効果音のみで構成されています。 監督・脚本 チンツィア・アンジェリーニ チンツィア・アンジェリーニ監督のメッセージ いま、世界の多くの場所で、子どもたちが紛争の惨禍に苦しみ続けています。私を突き動かしたのは、彼らが置かれたひどい状況です。民間人がはじめから攻撃にさらされますが、子どもたちのことは忘れられがちです。「ミラ」ができるだけ多くの人の目に触れ、戦争が長期にわたり特定の世代にどんな苦痛を強いているのか、その現実を社会に理解してもらう助けとなることを願っています。もしも「ミラ」がたった一人でも戦争に踏み切ろうとする指導者の意識を変えることができたなら、私たちの努力は報われるでしょう。