茂七の事件簿 ふしぎ草紙

宮部みゆき × 高橋英樹

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(7)「迷子のしるべ」

権三(河西健司)が差配を任されている長屋の住人が迷子を連れ帰る。首かけられていた迷子札によると、名は長次(鴨下宗生)というらしい。さっそく権三が札に書かれた住まいを訪ねてみるが、なんと長次のその母は三年前に火事で焼け出されたきりだという。とりあえず茂七(高橋英樹)の家で預かられた長次はすっかりお絹(星野真里)やおかつ(淡路恵子)に懐いた様子だ。ある日、茂七はおたえ(中山忍)という名の女を助ける。