初回放送日: 2021年9月2日
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫の日常を描く異色ドキュメント。ミステリー作家、有栖川有栖編。猫をめぐる謎は解けるか?書下ろし短編も。朗読は吉田羊。 自身を投影させた同姓同名のキャラクターと、探偵の名コンビが活躍する「アリスシリーズ」で知られるミステリー作家、有栖川有栖さん。保護猫だったいく(10歳メス)とたま(9歳オス)を譲り受け、大阪市内で妻と暮らし、朝方まで執筆にいそしむ日々だ。推理、トリック、どんでん返し、読者を欺くことを得意とする小説家も猫には驚かされてばかり。「歩く矛盾」と語る猫の存在。トリックを追い愛猫を追う小説家の謎は解けるか?
初回放送日: 2021年12月9日
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。東山彰良編。直木賞受賞後も挑戦を続け自ら作風が定まらない作家と語る東山の創作の世界。愛猫は東山に何をもたらす?朗読は松重豊。 推理小説からハードボイルド、さらに青春小説まで、次々に新たなテイストの作品を生み出し、いつも次回作でファンに新鮮な驚きを与える作家東山彰良さん。小説は、シーンが浮かんだら見切り発車で書き出してしまい、後は物語に連れて行ってもらうというのだが、さて猫との生活は?猫が連れて行ってくれた新たな創作の世界とは?衰弱していたところを保護したカグラ(5歳オス)と妻と…、静ひつな時間が流れる日々を切りとる映像詩
もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。作家と愛猫の異色ドキュメント。SFを中心に活躍する作家神林長平の想像力の世界で愛猫の存在は?書下ろしエッセイ朗読は三上博史。 長野県安曇野に精神科医の妻と暮らす作家・神林長平。デビュー以来40年以上、日々執筆に勤しむ日本SF界の大御所だ。ストーリーテラーというよりシチュエーションテラー、今日も17歳の愛猫ビタニャを膝に抱えてコタツでパソコンに向かい、特異な「状況」を夢想、想像力の旅に出る。ビタニャもつかず離れず神林を見守る。猫がいなければ作家になっていなかったという神林の創作の世界にあって、猫の存在とは?朗読は三上博史。
空前の猫ブーム、まさに「猫も杓子も」猫という時代に、「もの書く人々」は猫に何を見るのか?「もの書く人のかたわらにはいつも猫がいた。」