“独特な緊張感”が漂うNHK大阪ホール。今回は「輝け！歌謡界期待の星」と題し、今後の歌謡界を担うフレッシュな皆さんをご紹介します。ソロはもちろん、先輩歌手と二人で歌うステージなど見どころが満載です！登場するのは、６人の個性的なメンバー。まず、年齢の幅に驚かされます。１５歳！今年７月５日デビューの演歌少女・梅谷心愛さんから、“６９歳でもまだまだ新人歌手”・北海道出身のオホーツク太郎さんまで！ジャンルや経歴も様々です。子どもの頃から数々の民謡の大会で優勝してきた美里里美さんや、「NHKのど自慢・グランドチャンピオン大会」に１７歳で出場した幅広い音楽性が特徴のゆあさみちるさん。さらに、女性ボーカルグループ「Little Glee Monster」に在籍後ソロ転向した荒井麻珠さん、韓国の男性ダンスボーカルグループ「SUPERNOVA」で活動しながらソロとしても日本の歌謡界にデビューしたキムソンジェさんといったニューフェイスが一堂に集まるステージは、とても新鮮です！「この人を応援したい」という新たな“推し”を見つけていただけると嬉しいです。 そんな若手歌手が奮闘する舞台で圧倒的な存在感を放つのが、小林幸子さん、美川憲一さん、北山たけしさん、丘みどりさんの先輩歌手４人です！「売れていなかった頃に東京・新橋のクラブ歌手をしていたが、楽屋もないので休憩時間はガード下に立っていたの」とお話してくださった小林さんは、１０歳のデビューからおよそ１５年後、「おもいで酒」の大ヒットで一気に注目されました。初めて出場したＮＨＫ紅白歌合戦では、司会の水前寺清子さんに「良かったね」と言われ、涙を流しながら一緒に喜ぶ小林さんの姿…あの光景を覚えている方もいらっしゃいますよね。その「おもいで酒」など、先輩歌手がご自身の代表曲で会場を盛り上げます。また、「先輩ステージ」と題し、“先輩たちが憧れる歌手”の曲にも挑戦です！「何百回も練習してきました！」と気合い十分の北山さんは、五木ひろしさんの「夜空」を。丘さんは石川さゆりさんの「飢餓海峡」を情念たっぷりのパフォーマンスで魅せてくれます。そして極めつきは、小林幸子さんと美川憲一さんによる「越路吹雪トリビュートステージ」。歌手として積み重ねてきた経験が成せる名人芸、お二人の“あうんの呼吸”で私たちを惹きつけるステージショーは、素晴らしいの一言です。それにしても、下積み時代を経験されているからなのでしょうか！？緊張する後輩を包み込み、優しい言葉をかけ、心からのエールを送る先輩歌手の皆さんの姿に感動します。これも、歌謡界で受け継がれる“義理と人情”なのかもしれませんね！