音楽がつなぐ日本とアジア

初回放送日：2024年5月8日

３月、日本を代表するオーケストラの１つ、東京交響楽団がタイのバンコクで演奏会を開いた。チケットは完売、会場は盛り上がった。ベトナムではＮＨＫ交響楽団の元首席クラリネット奏者が地元のオーケストラで演奏活動を行うなど、近年、日本人音楽家がアジアのクラシック音楽をけん引する動きが出ている。ヨーロッパの文化という印象が強いクラシック音楽が、なぜ、なじみの薄いアジアで、しかも日本が深く関与する形で盛んになっているのか、出石直解説委員が読み解く。