科学、宇宙、歴史、アート…。新感覚ドキュメンタリー
認知症でもなぜか消えない音楽記憶。その謎を解く鍵はアフリカ熱帯雨林に住む音楽の民・バカ族の暮らしにあった。太古の昔に獲得した、私たちの脳と音楽の密接な関係とは? 認知症で自分の名前すら忘れてしまっても、なぜか「音楽記憶」だけは消えない不思議。その謎を解く鍵を握るのはアフリカ熱帯雨林に住む狩猟採集民・バカ族。「言語よりも音楽」によるコミュニケーションが暮らしの中心にあるという。森の中で歌い踊るバカ族の豊潤な音楽シーンをたっぷりと紹介。太古の昔に獲得した私たちの脳と音楽の密接な関係とは!?最先端の脳科学、音楽人類学など多面的なアプローチで「音楽の起源」に迫る。
世界を舞台に活躍するアーティスト、村上隆の大規模個展が京都で開催。制作過程を半年にわたり密着取材。独自の工房システムやAIを取り入れた技法など創作の秘密に迫る。 現代アートの最前線を走り続ける村上隆が8年ぶりに京都で大規模個展を開催。テーマは「もののけ京都」。挑んだのは、風神雷神図や洛中洛外図屏風など千年の都が生んだ日本美術の最高峰。今回特別に制作現場への密着が許された。独自の工房システムやAIを取り入れた技法など創作の舞台裏が明らかに。また、人気歌手ビリー・アイリッシュの独自インタビューをはじめ、海外での活躍ぶりも紹介。村上アートの人気の秘密に迫る。
地球上で最も長い間君臨した生物・恐竜。彼らはどうして繁栄することができたのか?その理由が最近になってわかってきた。秘密は2億3千万年前におきた地球の大異変だ。 恐竜が誕生した三畳紀、乾燥した気候で生きものたちにとっては厳しい環境だった。ところが三畳紀の中期に約200万年だけ雨の量が増えた。この雨が恐竜たちに恵みをもたらしたいう。他にも生きものがいたのに、なぜ雨は恐竜だけを繁栄させたのか?そもそもなぜ雨が降ったのか?研究者たちは、世界各地に散らばっている証拠をもとに、地球と恐竜の壮大なストーリーを紡ぎだした。
Tyne & Wear Archives & Museums / Bridgeman Images
旧約聖書に登場し、神の怒りをかって焼野原となったというソドムの街。中東ヨルダン、死海からほど近い場所に記述と似たような場所があることがわかってきた。 舞台は青銅器時代に栄え始めたというタル・エル・ハマム遺跡。2015年、そこで一角を掘り下げると激しく損傷した床が発見された。さらには、焼けて赤くなったレンガなど激しく損傷したがれきが1m以上も積もっていたことが分かった。一体何が起こったのか?解明するため、さまざまな分野の研究者によるチームを結成。がれきを調べると当時の文明では人工的に起こすことができないほどの高温にさらされていたことが分かった。
多くの謎に包まれた、古代マヤ文明。巨大ピラミッド、精密な暦、いけにえなど、独自に文明を築いた古代マヤ人とは何者だったのか?驚きの実像に最新調査で迫る。 中央アメリカで2500年以上も栄えたマヤ文明。高度な天文知識に基づいた精密な暦や、4万を超えるマヤ文字、命を神に捧げるいけにえなど、まったく独自に特殊な文明を築いた。彼らは一体何者だったのか?なぜ人間を神へのいけにえとしたのか?最新の古代DNA解析から、そのルーツや生けにえにされた人々の正体が分かってきた。さらに、古気候学の最新調査から、文明衰退期に彼らを襲った驚きの事実が明らかになってきた。
多くの謎に包まれた、古代マヤ文明。巨大ピラミッド、精密な暦、いけにえなど独自に文明を築いた古代マヤ人とは何者だったのか?驚きの実像に最新調査で迫る。 中央アメリカで2500年以上も栄えたマヤ文明。高度な天文知識に基づいた精密な暦や、4万を超えるマヤ文字、命を神に捧げるいけにえなど、まったく独自に特殊な文明を築いた。彼らは一体何者だったのか?なぜ人間を神へのいけにえとしたのか?最新の古代DNA解析から、そのルーツや生けにえにされた人々の正体が分かってきた。さらに、古気候学の最新調査から、文明衰退期に彼らを襲った驚きの事実が明らかになってきた。
2019年の巨大噴火で全体が火山灰に覆われた西之島。今、生物学者たちから熱い注目を浴びている。ゼロの状態からどうやって生態系が根付くのか見ることができるからだ。 番組では2023年の調査に密着。ドローンや遠隔操作の探査車を駆使し、島の生態調査を行った。海鳥たちは1年前に比べ80%以上減少。島は研究者の予測以上に厳しい環境になっていた。一方で、昆虫は厳しい環境にもかかわらず観察することができた。ガラパゴス諸島や小笠原諸島など、島は独特な生態系を築くが、西之島はその原始の姿を見せる島。今後どうなっていくのか予測する。
認知症の6割以上を占めるアルツハイマー病。克服に向けて研究者たちが注目したのは家族性アルツハイマー病の遺伝子だ。発生の仕組みの解明や薬の開発などに役立てている。 家族性アルツハイマー病は発症遺伝子によって起こる病。患者全体の1%ほどだが、特定の年齢になると発症する。その遺伝子がある人々の協力を得て、現在様々な研究成果が出ている。スウェーデンで見つかった発症遺伝子の研究結果は、去年承認された日本のアルツハイマー病治療薬に活用された。さらにはアルツハイマー病の発症を防ぐ遺伝子も見つかっている。仕組みを解き明かせば画期的な薬の開発につながるという。
この宇宙には地球のような高度文明が存在してもおかしくないのに、見つからないのはなぜか?長年の謎に挑む科学者たち。地球外知的生命を探索する最新研究に迫る。 「宇宙人はいるはずなのに見つからない」=“フェルミのパラドックス”と呼ばれる難題に今も挑む科学者たち。その挑戦を追う▽正体不明の飛翔体の存在を認めたアメリカは未確認空中現象の調査を開始。著名な天文学者も大規模探索プロジェクトに乗り出した▽太陽系の外から飛来した天体「オウムアムア」の奇妙なふるまい。これは宇宙人の乗り物?▽宇宙人が人間の想像を絶する文明を持つ可能性も。どう探索すればいい?
今から3千年前、今のギリシャやトルコにあった文明が次々と崩壊していった。陥れたのは「海の民」と呼ばれる謎の集団。どこから来たのか、目的は何なのかも分からない。 そこで世界中の研究者たちは、古代DNA解析など最新の技術を利用して遺跡や出土物を再調査。彼らの真の姿に迫ろうとしている。すると海の民が着ていたものには統一感がなく、出身地がバラバラであることが分かってきた。さらに見えてきたのは当時の環境。干ばつや大地震、疫病が頻発していたという。最終的に研究者たちが打ち立てた仮説とは?