身近な風土の輝きとそこに暮らす人々を通して「小さな旅」をしてみませんか。
四国山地のただ中にある徳島県三好市の祖谷(いや)。小さな集落が点在し、冬は雪に閉ざされる山深い地域。住む人は年々減っているが、今も祖谷ならではのあたたかな暮らしが息づいている。奥祖谷のシンボル「かずら橋」を後世に残そうと架け替えを行う男性。先祖が切り開いた畑を守り、昔ながらの生活を続ける夫婦。集落のみんなに見守られて育つ子どもたち。12月、雪に覆われていく祖谷で豊かに暮らす人たちの冬支度を訪ねる。