身近な風土の輝きとそこに暮らす人々を通して「小さな旅」をしてみませんか。
甲府から電車とバスで2時間半、秘境と呼ばれる山梨県早川町の奈良田集落。昭和30年代にダムが建設されるまで、人々は焼き畑をしながら自給自足の暮らしを営んできた。不便な山里だけに、自分で何でもできる人は“まんのうがん”と呼ばれ、尊敬を集めてきた。山の伝統に誇りを持ち、89歳の今も野菜作りや養蜂を続ける男性。途絶えた焼き畑の復活に挑む移住者とその家族。奥山で生きる人たちの心意気とあたたかさに出会う旅。