“いま”から見つめる、新しい“美の楽しみ”
初回放送日:2024年2月18日
琳派の祖として知られる本阿弥光悦(1558-1637)。大胆な造形で、漆芸、陶芸などの分野に名品を残し、江戸時代のマルチアーティストとも称される。その美意識の神髄を、光悦自身の手による「書」から読み解く。俵屋宗達が描いた鶴の群れの上にしたためた流麗な和歌の文字。宗達の躍動感あふれる絵と絶妙に響き合う、光悦の筆の魔術とは。さらに、光悦の篤い信仰心に触れながら、革新的な芸術の源泉に迫る。
光悦の書が舞う 「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」
京都国立博物館蔵
光悦とは何者だったのか 「本阿弥光悦座像」
光悦芸術の魅力は、書状にあり 「書状 ちゃわんや吉左殿宛」
京都・樂美術館蔵
光悦の大作、一挙公開 「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」