“いま”から見つめる、新しい“美の楽しみ”
初回放送日:2024年1月28日
日本を代表する陶工・河井寬次郎。柳宗悦と共に民藝運動を進め、人間国宝も文化勲章も辞退し、自らを“生涯一陶工”として独自の造形を生み出した。自ら設計した自宅は、没後「河井寬次郎記念館」となり半世紀にわたって家族の手で大切に守り伝えられてきた。「暮しが仕事 仕事が暮し」と語った寬次郎。日々の創作を支えた「住める哲学」とは何だったのか?記念館を慈しむ寬次郎の家族の案内で、その秘密に迫る。
寬次郎の孫、鷺珠江さんと かつて暮らしていたリビングで
建物を支える見事な梁
寬次郎の晩年の作品を前に
河井寬次郎(1890-1966)