日曜美術館

“いま”から見つめる、新しい“美の楽しみ”

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妖しく、斬新に、そして自由に 大正画壇の異才・甲斐荘楠音

初回放送日:2023年7月30日

「肌香(はだか)」スケッチに残された画家の言葉。大正時代の京都画壇に現れ、独特の妖しい女性像で話題を集めた甲斐荘楠音(かいのしょう・ただおと)。幼いころから歌舞伎に憧れ、女性の心をつかもうと自ら女形に扮して、それまでにない女性像を描き出した。伝統の中に革新を求め、西洋画の要素も大胆に取り込み、映画衣装の世界にも華麗に転身。あらゆる境界を自由に飛び越えながら、懸命に新しい美を探し求めた画家の物語。

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