初回放送日:2024年5月8日
大衆の娯楽がオペレッタや映画、スポーツに移ろうとする中、プッチーニが「蝶々夫人」の次に選んだのが、アメリカ西部が舞台の「西部の娘」。1910年12月にニューヨークのメトロポリタンオペラで初演され大ヒット、名声は世界的にひろがります。美文的なものより、通俗的な作品を好んで取り上げ、歌で奇跡を演出します。「トゥーランドット」にもつながる「西部の娘」の聴きどころを音楽評論家の堀内修さんが解説します。
堀内 修さん(音楽評論家)