初回放送日:2024年5月1日
プッチーニがヴェルディの後を継ぎ、オペラの王座に就くことになる20世紀初頭、オペラは「芸術と娯楽の王」として君臨してきた立場から変わりつつありました。そうした時代の中、1904年に作ったのが「蝶々夫人」です。舞台は日本の長崎、どのようにしてこの作品が作られたのか、第2幕のアリア「ある晴れた日に」の持つ意味とは何か。プッチーニの偉業に触れながら音楽評論家の堀内修さんが紹介します。
堀内 修さん(音楽評論家)