日本各地の自然の“特徴”と“魅力”を4Kカメラで撮影した珠玉の映像でご紹介!発見と感動の旅にお招きします。
岩手県釜石市の三陸海岸沖に浮かぶ三貫島(さんがんじま)。周囲4キロほどの無人島で、常緑広葉樹のタブノキが生い茂る。初夏、日が沈むと海鳥の大群が島を覆う。オオミズナギドリだ。三貫島は北日本最大の繁殖地。海の上で一生を送るこの鳥は、繁殖期にだけ島にやってきて、タブノキの森に巣穴を掘って子育てを行う。さらに、この島では絶滅危惧種を含むウミツバメの仲間3種も繁殖する。海鳥の貴重な楽園のひと夏を見つめる。