いざ、”世界”と出会うダイナミック体験を。
サカナクションの山口一郎が、うつ病に苦しんだ2年を赤裸々に語る。現在回復には向かいつつあるが、症状は一進一退を繰り返している。しかし、この春サカナクションを率い、2年ぶりの全国ツアーに挑んだ。「うつ病を抱えている自分だからこそ、新しい音楽世界を作れるはず」という決意である。日本では、15人に1人がうつ病を抱えていると言われる。うつとともに生き、歌い続ける姿は、今を生きる私たち自身の物語でもある。
今回のテーマは「アタッチメント」。食欲や睡眠欲と同じように、生まれながらに人間に備わっている本能的な欲求だ。人はみな「不安や恐怖を感じた時に誰かにくっつくことで、安心しようとする」。幼少期にこの「安心感」が満たされることが、子どもの健やかな発達や、大人になってからも人間関係や心身の健康に影響を与えることが分かってきた。アタッチメントを正しく知れば、よりよい人間関係を築くヒントが見えてくる。#君の声
イギリスBBCとNHKの国際共同制作による大型自然番組シリーズ「プラネットアース」最新作。第2回は、草原、砂漠そして森林など「陸」の世界が舞台。シカを襲う巨大ワニの衝撃の狩りや、砂漠で取材班が遭遇したダチョウ親子の感動の物語。カメラは次々に生きものたちの驚きの生態をとらえていく。一方で、環境破壊や気候変動に翻弄される生きものを守ろうと奮闘する人々にも密着。奇跡の惑星、地球の知られざる姿を目撃する。
4月からトラックドライバーに働き方改革が適用され、時間外労働の規制が強化される「物流の2024年問題」。ドライバー不足も加速する中、「物流激変」の波にどう対処すべきか。ある運送会社では、一風変わった人材確保の取り組みで応募者数が2.5倍に。別の会社では、ドライバーの拘束時間を減らして給料アップを実現。その秘策とは。林田アナが現場を取材し、私たちの暮らしへの影響や、持続可能な物流のあり方を考える。
ドラマチックな空撮や生きものたちの息づかいが伝わる密着映像など新たな映像表現で地球の素顔を描く自然番組「プラネットアース」。最新シリーズを2週連続でお届け。第1回の舞台は海。命ひしめく沿岸の海から深海まで、長期取材でとらえた極上映像の数々。エイの大集団を襲うシャチの巧みな狩り、深海に大集結したタコの母親たちが繰り広げる命のドラマ。近年世界各地で進む環境の激変に翻弄される生きものたちの姿にも迫る。
「母はどうして神様を信じたのか?」ある宗教団体に入ったことで1つの家族が形を変えていく…。木下遥(河合優実)は、熱心な信者である母・愛子(田中麗奈)に、学校での友達づきあいや行事への参加を禁じられ宗教活動を強いられる。父・信二(森山未來)は宗教から距離を置き、遥と妹の祈(根本真陽)に“自分を信じること”の大切さを伝える。そんな信二が突然病に倒れると、それぞれの“信じる”気持ちが揺らぎ始める。
今、人類の宇宙進出を支えるロケット開発競争が世界で激化している。そんな中、日本にとって30年ぶりとなる新型ロケットH3が打ち上げに成功した。しかし、10年にわたる開発は困難を極め、中でも1年前の打ち上げ失敗は大きな衝撃を与えた。これまで高い成功率を誇ってきた日本のロケット。新型ロケットの開発現場で何が起きていたのか?原因究明から打ち上げ成功までの1年に密着。日本の宇宙開発の未来を見つめる。
認知症やその疑いで、行方不明になった人が10年で倍増、過去最多の1万8000人に。朝起きると認知症の妻がいなくなっていた夫。いったいなぜ?捜し続ける中で、妻のある「意思」に思いが至る。一方、最新技術を使ったまちづくりなど、認知症の人が安心して暮らせる社会を目指す取り組みも始まっている。誰もが認知症の当事者になりうる時代。行方不明になる本人や家族の苦しみとどう向き合うのか。切実な日々を見つめる。
4年前に白血病で亡くなった小山田優生さん(16)。彼女は余命宣告を受けたあと、SNSに「笑顔の動画」を毎日のように投稿していた。その動画をめぐり、いま不思議なことが起きている。彼女の動画を別の人がシェアしはじめ、フォロワーが増え続けているのだ。そして、この春、1人のフォロワーが優生さんの遺影の前に立った。時間や空間を超えてめぐる16歳の“いのち”。そして、作家の川上未映子さんがそこに見たものとは。
YMOのメンバーとしてテクノ・ミュージックで世界に衝撃を与え、その後も独創的な音楽で多くの人の心をとらえた坂本龍一さん。最晩年の日記には「死刑宣告だ」「安楽死を選ぶか」という闘病生活の苦悩や、「音楽だけが正気を保つ唯一の方法かもしれない」「残す音楽、残さない音楽」といった音楽を深く思考する言葉など、本音が刻まれていた。知られざるYMOのメンバーとの交流、最後になってしまった未発表の曲も心を打つ。