ツボ押しセルフケアのポイント

自分のツボを探そう

ツボの場所は体格などによって少しずつ異なります。イラストの場所を参考に、前後左右に指で探ってもっとも敏感な場所を探りましょう。

力加減は「痛気持ちいい」程度

力任せに押していては、逆に筋肉を傷つけてしまうことも。

ゆっくり3秒かけて押す

いきなり強く押してしまうと、すぐに「痛い」になってしまうことも。ゆっくり力を加えていって、痛気持ちよくなったら3秒キープ。押し終わったらゆっくり力を抜いていきましょう。

⚠注意

ツボを押す際はくれぐれも「痛気持ちいい」程度の力で。強く押しすぎると症状が悪化してしまうこともあります。

「疲労」にオススメのツボ

足三里(あしさんり)

ひざのお皿の下にある、外側のくぼみから指4本分下にあります。万能・長寿のツボとも言われ、疲労だけでなく胃腸にも効くとされています。

「腰痛」にオススメのツボ

腎兪(じんゆ)

ウエストラインに沿って、背骨から指2本分外側にあります。その名のとおり、腎臓の働きも助けるとされています。押しにくいときは、床にテニスボールなどを置き、その上に寝転んで押しましょう。

委中(いちゅう)

ひざ関節の裏の真ん中辺りにあります。

「肩こり」にオススメのツボ

肩井(けんせい)

首の付け根と肩先の真ん中辺りにあります。肩だけでなく、背中の痛みにも効果的とされています。

合谷(ごうこく)

親指と人さし指の骨が交わる場所から、人さし指寄りにあるくぼみにあります。頭痛や血圧にも効果があるとされています。

「リフトアップ」にオススメのツボ

やり方~回数など

頭・眉・頬(ほお)・首にあるツボは1セットにつき3回。耳のツボは引っ張るように5回刺激します。これを1セットとして、朝昼晩で1日3セット行いましょう。まずは2週間続けることをオススメします。

①<頭のツボ>百会(ひゃくえ)

耳同士を結ぶ線と、鼻筋を通る線が交わるところにあります。

②<頭のツボ>上星(じょうせい)

生え際から親指1本分入ったところにあります。

③<眉のツボ>攅竹(さんちく)

眉がしらの下のくぼんだ部分にあります。

④<眉のツボ>太陽(たいよう)

眉尻と目尻の中間から指1本分外側にあります。

⑤<頬のツボ>巨髎(こりょう)

瞳から下ろした線と小鼻のラインが交わるところにあります。

⑥<頬のツボ>顴髎(けんりょう)

目尻から下ろした線が頬骨に当たるところにあります。

⑦<頬のツボ>頬車(きょうしゃ)

下あごの角から指1本分斜め内側に入ったところにあります。

⑧<首のツボ>風池(ふうち)

生え際付近のくぼんだ部分にあります。

⑨<首のツボ>完骨(かんこつ)

耳の後ろの骨の出っ張りから少し下のくぼみにあります。

⑩<耳のツボ>翳風(えいふう)

耳の後ろのくぼみにあります。

⑪<耳のツボ>肺(はい)

耳の中心部にあります。

⑫<耳のツボ>神門(しんもん)

耳の上部にあります。

⚠ツボ治療について

保険適用になるツボ治療

鍼(はり)や灸(きゅう)などのツボ治療では、健康保険が適用できる場合があります。現在保険が使えるのは、以下の疾患です。神経痛・リウマチ・腰痛症・五十肩・けい腕症候群・けい椎捻挫後遺症など。そのほかの疾患は自費診療となり全額自己負担となります。

保険適用の際には医師の同意が必要です。かかりつけ医に相談してください。

ツボ治療について

ツボだけですべての病気や症状が改善するわけではありません。西洋医学とうまく組み合わせ、健康を保つ助けにしてください。