災害が発生した時、聴覚に障害がある人たちをどう救うのか。聴覚に障害があると防災行政無線や豪雨時の雨音など、音による情報が届きにくい。こうした中、聴覚に障害がある人同士がSNSのグループを作り、安否を確認し合い防災情報を交換する動きがある。また東京都内のホテルでは、指で示すだけで避難場所などを伝えられるシートを準備した。何に困っているのか、思いを寄せることで安全を確保しようという取り組みを伝える。
通学路での交通事故が後を絶たない。国の調査では、ガードレールの整備が必要とされるなど通学路での危険な箇所は全国で合わせて7万2000にのぼった。対策のポイントは住民の声だ。事故のおそれがある場所はないか、地区の全世帯にアンケート調査。その結果を行政に伝え改善を進めたケースがある。また小学生が周辺に危険な場所はないか調査することで事故を防ぐ意識を高めていくケースも。安全を守る地域の取り組みを伝える。
身近な課題に目を向け、誰もが暮らしやすい未来のための解決策やヒントを探るミニ番組。今回は東京藝術大学の「クローン文化財」プロジェクトを紹介する。最新テクノロジーと伝統的な技を組み合わせて文化財の複製を作る手法を確立した彼らは、歴史研究や文献等をもとに欠損部分まで蘇らせる「スーパークローン」にも挑んでいる。破壊されたアフガニスタン・バーミヤン遺跡の天井画を再現した際は、世界の注目を集めた。#SDGs
日本にいる外国人はこの10年で約40パーセント増加。日本語が苦手な人、母国に地震が少なく災害時の対応がわからない人への対策が課題になっている。対策のひとつが「やさしい日本語」。難しい言葉をわかりやすい言葉に置き換えて、情報を伝える取り組みで各地で講習会が開かれている。また地域の外国人ネットワークを生かしてそれぞれの言葉で詳しい情報を伝える動きもある。コミュニケーションを生かした各地の対策を追った。
小学校に入学、中学校や高校に入学。すると制服や教材など結構お金がかかるんです。そこで注目されているのが“おさがり”。ある高校では制服などを後輩におさがりするためのアプリを開発。サイズなどを登録して無駄なく後輩に引き継げるシステムを作りました。小学校の中には算数セットなどを学校で購入、年度がかわると後輩におさがりする仕組みを作ったところも。各地で広がるすてきなおさがりの取り組みを紹介します。
身近な課題に目を向け、誰もが暮らしやすい未来のための解決策やヒントを探るミニ番組。今回は、高校生が参加したディスカッションイベントを通して、SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」を達成するためのヒントを探る。千葉県で絶滅危惧種の保全活動を行う高校生のプレゼンテーションのほか、全国の高校生がオンラインで参加。出演 長濱ねる、野口健(アルピニスト)、和田恵(SDGs研究)
身近な課題に目を向け、誰もが暮らしやすい未来のための解決策やヒントを探るミニ番組。今回は、高校生が参加したディスカッションイベントを通して、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」を達成するためのヒントを探る。神奈川県で海岸の清掃活動を行う高校生によるプレゼンテーションのほか、全国の高校生がオンラインで参加する。出演 長濱ねる、さかなクン、和田恵(SDGs研究)
育児休業を取得する男性が急増している。しかしNHKが取得経験者にアンケート調査をしたところ「出世をあきらめたのか?」「育休とって何するの?」など心無(な)いことばを周囲からかけられ、傷つく人が多いこともわかってきた。安心して育休を取得するためには何が必要なのか、育休を希望する人への声のかけ方を模擬体験して学ぶ企業や育休を取得した経験がある男性たちの集いを取材し、考えていく。
身近な課題に目を向け、誰もが暮らしやすい未来のための解決策やヒントを探るミニ番組。今回は障害者の雇用を広げる取り組み。愛知県豊橋市に本店を構えるチョコレート店は、年間売り上げが約12億円にのぼる人気店。その店を支える従業員の約6割は知的障害などがある障害者だ。“一人一人のできること”に着目したことで障害者の雇用を広げられたという。障害者の雇用と事業の成功を両立させる挑戦を紹介する。#SDGs
ルールを守らない自転車の事故が後を絶たない。どうすればいいのか、番組では子どもたちからアイデアを集め、専門家と協力して実験。現場は一時停止率が2%の交差点。優しい言葉での呼びかけが効果をあげる可能性が見えてきた。そうした呼びかけは違反を取り締まる立場の警察にも広がっている。心に届く言葉でメッセージを伝え自転車事故をなくそうという取り組みを紹介する。