漂流兄妹~理科の知識で大脱出!?~

2024年度の放送日時については、決まり次第、お知らせします!

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所要時間:1時間

材料・原料

重ねることができる大きさの違う空き缶×2

炭にする布(綿100%の薄い布(バンダナ))

道具

空き缶を加工する鉄やすり

缶をつかむときに使うトング

【チャークロスの作り方】

布を入れる缶の口をへこませる

布を入れる下の缶の口を鉄やすりなどでたたいてへこませます。

缶から出る煙は、缶内の炭化の過程が外からわかるバロメーターになります。煙を外に出す方法としてへこませます。他にも穴をあける方法もあります。

極端にへこませたり、大きな穴をあけすぎると、中に酸素が入って、布が燃えてしまうので注意してください。

布を入れる

へこみをつけた缶の中に布を入れます。

番組では、綿100%の薄い布(バンダナ)を使いました。もう少し厚みのある布のほうが、炭化したあとにボロボロにならず使いやすいです。

化繊の布は、炭化する前にボロボロになるため向いていません。

缶を重ねる

もう一つの空き缶を、重ねてふたの代わりにします。

重ねる上の缶は、一回り大きいサイズのものがいいです。できるだけ空気が入らないように覆いかぶせるためです。

ふたが落ちないように、小石などで重石の代わりにすることをお勧めします。

火の中に入れる

蓋をした缶を火の中に入れます。

やけどをしないように、トングなどを使って火の中にいれてください。

煙を見極める

空き缶へこませた部分から煙が出てくるまでじっと待ちます。

空き缶を火の中に入れてから20分程度で、空き缶をへこませた部分から煙がでてきます。

煙がでてきても慌てずにじっと待ちます。

火が消えるのを待つ

煙がでていたところに火が引火します。火が消えるまで待ちます。

煙や炎が出ている間は、完全に炭になっていない証拠です。

火が消えたら缶を冷ます

へこませたところから出る煙や炎が消えたら缶を冷まします。

煙や炎がでなくなったら炭になった合図です。トングなどを使って缶をかまどから取り出し、蓋をつけたまま、じっくり冷まします。指で缶にふれて熱くないぐらいまで。

冷める前に、蓋をあけてしまうと、炭になった布に酸素が触れることで引火してしまいます。引火してしまうと、もえかすしか残らず炭ではありません。

布を取り出す

缶から布を取り出して炭(チャークロス)の完成です。